アメブロ読者のみなさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、久しぶりの投稿になりますね。今回は研究記事の挿絵についてです。
子供の時は集会で書籍や雑誌の挿絵を見るのが大好きでした。
というのも、それくらいしか息抜き出来るものが無かったからですが・・・
昔は簡素な挿絵でしたが、最近は写真や手の込んだ「絵画的」な挿絵になりました。
で、以前から皆さんが指摘している通り、その挿絵を使って「JW教理を補強する」のが組織の常套手段です。
滑稽なのがアベルやノアや1世紀のクリスチャンなどの様子を描いた挿絵が研究記事に掲載されており、集会でそれについて注解(あ、コメントか。まあいいや)させることです。
「挿絵のアベルはこんな風に・・・しているので、・・・だったと思います」
とか
「幼い時からノアは挿絵の通りこんな風に・・・」とか
「挿絵の弟子たちの表情から、彼らはきっと・・・なんだと思います」とか。
おい、お前ら、それは単なる「想像図」だってことが分からんのか?
実際の現場を写した報道写真というならともかく、単なる想像図だろ?
100%作者の恣意的な作品だよね?
そんなものから当時の人物の表情とか背景の様子とか、真実が導けるというのか?
あり得んだろ。
昔、火星に宇宙人がいると本気で信じられていた時代、「現在の火星の様子」とかいう挿絵が科学雑誌に掲載されていて、「運河のほとりには火星の花が咲き乱れ、気持ち良い春を迎えています」とか書いていたらしい。
今となってはお笑い種だが、当時はみんなそれを読んで「やっぱり火星人はいるんだ」って本気で考えていたらしい。
それと同レベルの話。
今週のも塔の挿絵がこれ。
記事によると、イエスは子供の頃ヨセフとマリアに連れられて毎週定期的に集会に参加していた、だから現代でも両親はちゃんと子供を王国会館の集会に連れて行け、ということが言いたいらしい。
一応、当時は会堂で聖書の朗読を聞くのがイエスの習慣だった、だからきっと・・・という論理なんだろうが・・・
これ、服装が違うだけで、マンマJWの集会をイメージさせようとしてるよね?
じゃあひとつ聞くが、ヨセフとマリア、んでもってイエスもそうだけど、彼らの宗教は一体なんだったか知ってるか?
ユダヤ教だよね?
てことは、JWの教理や習慣はキリスト教というより、ユダヤ教に近いってことになるのか?
大体、1世紀の会堂が、こんなJWの王国会館そっくりな訳ないだろ!
絶対にJW教理に寄せてきてるよね、この挿絵。
いかにもJWの集会は子供の頃のイエスが参加していた集会と同じなんだと誤解させようとしてる。
いやいや、だから、そもそも宗教が違うってんだよ。
一昔前の挿絵は、まだ良心が残っていて、当時の様子はなるべく正確に描こうとしている努力が見られた。
ところが、最近はどうだ、この挿絵のように、自分たちのいい加減な反聖書的教理を、聖書に基づくものだと誤解させようとする意図があからさまに見え見えなんだよ。
んでもって、脳内思考停止いてる信者たちはこの挿絵をみて「彼らの嬉しそうな表情がどうのこうの」とか、「歓迎されている様子がどうのこうの」とか、注解する。
何度もいうけど、想像図だっての!
事実じゃないんだよ?いや、事実どころか歴史的に見てもおかしい。
それが分からんのか?!
最近、やたら「かもしれません」的な記事で、予言や解釈の断定的な言い回しを避け、自分たちの責任に対して逃げ道を用意しているJW組織幹部連だが、その反面、挿絵を使って巧みに信者たちを洗脳しようとしている。
この先、このような恣意的な挿絵で洗脳するという傾向は、益々顕著になると思う。
賛美の歌の下劣な歌詞もそうだが、最近どんどん劣化する研究記事。
現JW信者諸氏、いい加減気付いたらいかがですか?