今日はそもそも論でいきます。

あ、最初に断っておきますが、神や悪魔がいる、いない、という問題はこの際おいておきます。
それはあとで論じますので。

あと、聖書の神に信仰をお持ちの方、不快な思いをされるとおもいますので自己責任でお読みください。

JW教理では、悪魔サタンは誰が作ったのか?という問いに対する答えはこうです。


悪魔が自らそうなった。


???

要するに、自分で自分を悪魔にしたってことで、神がはじめから悪魔として創造したわけではないと。
はじめは非の打ちどころの無い正しい天使だったが、誘惑に駆られ、悪魔になった。

で、例えとして、泥棒も初めから泥棒として生まれたのではなく、自ら落ちぶれて泥棒になった。

まあ、説明としてはうまいですよね。


でも、ですよ、ここで疑問です。

(ここからはJさんとBさんの会話形式でお届けします)


B:反逆を思いついたのは誰ですか?

J:いや、それ悪魔自身だってさっきから言ってますよね!?

B:じゃあ、なんですか、悪魔は神を超える創造者ってことになりますね?

J:え?

B:いや、神は反逆なんて悪行、知らなかったんですよね?

J:もちろん、分かってましたよ。でも、自由意思を”誤用”したのはサタンであって・・・

B:なるほど、ということは、神は善の心と悪の心、両方創造したってことですね?

J:いや、悪なんて・・・

B:でも、無いものを思いついたりしませんよね?そうじゃなきゃ、悪魔が神を超えて自ら悪を造りだしたことになりませんか?

J:・・・・

B:自由意思って言いますが、要するに善と悪、両方神が造って、どちらか選べって言ってるのと同じですね?

J:でも、神を愛していれば、善を選ぶんですよ!それが愛の力です!!悪を憎むんです!!!

B:憎むったって、存在しなければ憎むこともできないでしょ?じゃあ、やっぱり最初に悪を造ったのは神ですね?

J:・・・


てことで、実は悪魔の中にあった”悪”ってのは、そもそも、初めから神が用意していたってことです。

つづく。