さて、アンパンさんの記事を下にリブログさせていただきましたが、この発表文を読んで感じた点を一つ。

 

それは、宣教に対する組織の態度が、明らかにトーンダウンしているってことです。

そりゃコロナなんだからしょうがないでしょ、と思うかもしれませんが、考えてみてください。

 

これまで、国がどんなに迫害しても、強制収容所に送り込んでも、宣教は絶対というのがこれまでのJW組織の態度でした。

 

死を恐れず宣べ伝える。

 

それこそ、JWのトレードマーク。

でも、今回の手紙は明らかに態度が違います。

「まあ、テキトーにやってくれればいいんじゃない?エホバも喜んでる、とでも言っておけば信者は納得するだろうし」

と言わんばかりの内容です。

 

つまりは、伝道に行けと命じれば、必ず非難の矛先が統治体に及ぶのが分かっているからです。

忘れてはいけないのは、統治体はアメリカという訴訟大国にいるってことです。

最近JWは児童に対する性的虐待で訴えられまくり、今度はコロナでNYは死の街になり、少しでも責任を誰かに押し付けて訴訟を起こしたがるアメリカ国民を前にして、絶対訴える口実を与えたくない統治体。

 

伝道はヤメロ、今までこんなこと言ったことありません。

それは、いつでも「対岸の火事」だったからです。

外国でどれだけJW信者が迫害され投獄され殺されても、本部の統治体は痛くもかゆくもありません。

信者の命などものの数ではありません。

それより、もっと信者が増えて、世界中にJWが増加して、無数のザコJWどもが母体の自分たちを支え続けてくれればよかったのです。

 

今度はそれとは違います。

伝道や集会を推奨すれば、確実に自分たちの首を絞めることになります。訴訟の危険度がMAXです。殺人罪が適用されかねない状況です。信者が死ぬだけで済まず、自分たちが刑務所行きです。

そんなこと、統治体が甘受するわけがありません。

 

テメーら、ぜってーに俺たちに非難が及ぶようなことすんじゃねーぞ!って言いたいわけですね。

 

だから、手紙にも「皆さんの健康と区域の人たちの健康の為に・・・」なーんて一言も書いてありません。

1にも2にも、「上位の権威」つまり、政府に従え、です。

訴える口実を与えるな、ってことです。彼らの関心はこれにしかありません。

 

だから、宣教に関しても、いままで散々死んでも伝道をやめるなと言ってきた手前もあって、なんとも歯切れの悪いトーンダウンした口調の手紙になっちゃう、てことですね。

 

統治体がいかに自分大好き人間の集まりか、垣間見えた気がします。