ゴッホと静物画 伝統から革新へ | サッチーのミーハーシナリオブログ

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(注)脚色・盛りもあります。

先週からのカルチャー週間、続き。

数年来ゴッホマイブーム。
前回、東京都美術館のゴッホ展を鑑賞した時、糸杉🌲とか、カフェとか、黄色い家とか、充実して一層興味が湧いたのだが、あのひまわりが無かった。

そう。
ひまわりはSOMPO美術館にあるのだ。 


お預けになっていたひまわり🌻 
念願のゴッホと静物画展17日開幕。
美術ツウの先輩と行ってきました。
田舎育ちのサッチーが唯一自慢だったのが、専門学校時代、新宿西口からのバス通学。
毎日高層ビルを眺めながら「都会だぁ🙌」と意気揚々と通っていた。
あの頃は美術の美の字も興味なかったが、その高層ビルの並びにあのひまわりを所有して世界のニュースにもなったSOMPO美術館があったのですね。

日時指定(前売り🎫1800円、11:30回)を先輩に購入していただき、混雑なく入場。
福山潤さん(声優)音声ガイド600円も借りた。
ひわまりは常にあるから入場者も(ほかの美術展に比べて)焦ってない気がする。
イギリスの美術館トマト缶ぶっかけ事件からなのか入り口で持ち物検査あり。

にわか美術ファンなので解説に間違いがあったらごめんなさい⬇️
髑髏 #フィンセントファンゴッホ
メメントモリ。誰にも死は訪れる。
かなり昔から画家は、髑髏で死生感を描いていたんだね。
サッチーがゴッホに惹かれるのは生い立ち、画家としての歴史。
モーツァルトも亡くなってから評価されたけど、ゴッホも生前、まともに売れたのは一枚だけだったらしい。
ゴッホは、裕福ではなく資金も弟のテオ多のみ。
人物画のモデルを雇うお金がなかった。
そのため先に静物画をコツコツと学ぶ。

影響された画家によっても、どんどん作風が変わるゴッホ。
初期の静物画はトーンが暗め。
りんごとカボチャのある静物 

都美のゴッホ展でもカフェや糸杉の絵でも観たけど、実験的に細かい点々で表す技法⬇️
青い花瓶にいけた花。


このピンクとグリーンの色づかいが素敵。
サッチーが好きなラルフローレンのスカーフのモチーフに似てる。
ばらとシャクヤク。


これはルノアールのばら。
生きてるみたい。

モネ グラジオラス
 
ジョージ・ダンロップ・レスリー
太陽と月の花


念願のひまわり。
緊張して📷曲がってしまった、、、
サッチー的に萌えるのが、油絵の絵具の盛り上り。
細かい筆タッチを肉眼で観ると脳内にそれを描いているゴッホが浮かぶ。(わたしだけ?)
1888年11月作。
135年の時空を越える。
画家仲間と暮らそうと借りた黄色い家の壁を8枚(たぶん)ひわまりの絵で飾ろうと思っていたゴッホ。
11月はもうひまわりは咲いていないので自分が描いた絵を参考に。

アイリス 
本当はもっと紫に近い赤っぽい色あいだったらしい。 
技法には詳しくないがめっちゃ写実的、写真みたいに描く人もいれば、ゴッホみたいに縁取りを描いて輪郭を強調する人もいる。
ゴッホは日本の浮世絵に憧れていたけど、アイリスは日本間に飾っても合いそうでオリエンタル。
小学校の図画で、縁取りを描いて先生に怒られてる男子が居たが、あれはゴッホ的にも間違ってないじゃん。
先生が才能の芽を摘んだね❌

これは、唯一ゴッホの黄色い家で同居していたゴーギャン。りんごのある静物。
二人は激しく口論して、ゴッホが耳を切るきっかけにもなった。
美術ツウ山田五郎さんいわく、ゴッホはゴーギャンのストーカー。
ゴーギャンは黄色い家を出て、最終的にはタヒチへ移住。

バラと彫像がある風景
ポールゴーギャン。

花束
ポールゴーギャン。

会場ラストの説明がき。
ゴーギャンがひまわりを描くゴッホを描いた絵。ゴッホは似てない!とすごく怒ったらしい。
ゴーギャンはゴッホから逃げたけど、ゴッホのひまわりを絶賛。
悲劇的にもみえる二人だけど、お互いがいなかったら後世に残る芸術は完成しなかったかもしれないね。
サッチーの頭の中では、ゴッホのオリジナルストーリーが構築されていて。
精神的不安定で、生前の評価が低く近くにいたら絶対に迷惑だけど、芸術的にはめちゃくちゃ惹かれてしまう大天才。

グッツはひまわりだらけ。
3D檜ポストカードひまわりはお気に入り。

部屋を綺麗にして飾らなきゃ。