前置き長いです⚠️
好きな映画「パラサイト」が舞台化される、出演者、演出も超豪華と知り、ぴあプレミアム会員で申し込み当たる🎯
観劇友ライナスさんがあとから買ったら
「三階席しか買えなかったよー、家族に頼み込んで倍率高いオペラグラス買った」
と言うのを他人事のように聞いていたら。
自分も発券したら三階だった(S席一階二階と同じ12000円)
新宿歌舞伎町界隈は学生時代の通学路、バイト先に近かったので土地勘はある。
でも最近の歌舞伎町タワーやトーヨコとか新しい場所はちんぷんかんぷん。
先に観に行ったライナスさんにラインした。「14日行くんだけど。休憩ある?トイレ混む?」
「え、明日だっけ?私、氷魚くんもっと観たくて電話で当日券番号獲った。当たるかわからないけど行く」
と言うので一緒に行った🚃
(新しい推しを開拓するパワーがうらやましい✨)
新宿に着いたとたん呪いのような土砂降り。
途中から地下街に潜ったが全身びしょ濡れ。
観劇までに乾きますように💦
ビルの中にある劇場はたくさんあるけど。
MIRANO-zaさん。
○五階まではエレベーターでも行けるがその先はエスカレーターのみ。
○開場前劇場入り口シャッター閉まってるから、エスカレーター前は二畳くらいしかスペースなくて待てない⬇️
早く行きすぎない方がよし。
○ぎりぎりに行ったら行ったで入り口分かりにくいから気を付けましょう。
○二階、三階、エスカレーターなし。
三階席フロアトイレなし。
怪我した方や高齢者などはスタッフさんに言えば裏のエスカレーター使用可能。
先にロビーに入ってライナスさんがチケット買えたかドキドキして待ってましたが、無事三階席をゲット。良かった。
(悪天候のせいか来た人ほぼ買えたみたい)
ロビーは椅子はないけど窓際テーブルで持ち込み飲食可能。
奥にドリンクバーあり。
原作 映画 #パラサイト半地下の家族
台本演出 #鄭義信
出演 #古田新太 #宮沢氷魚 #伊藤沙莉
#江口のりこ #キムラ緑子 #みのすけ
#山内圭哉 #垣松祐里 #真木よう子
#青山達三 #山口森広 #田鍋謙一郎
#五味良介 #丸山英彦 #山村涼子
#長南洸生 #仲城綾 #金井美樹
お気に入りの役者さんばかり、演出はサッチーが演劇にはまるきっかけになった「ぼくに炎の戦車を」の鄭さんだし。
(鄭さん演出観るのは「エダニク」以来)
今年イチ楽しみな演目。
ポンジュノ原作のソウルから、鄭さん地元に近く、古田新太さん地元の神戸に舞台を移して山の手、下町、貧富の差設定はそのまま。
開演前から舞台上では、下町の貧しい人たちがドラム缶ストーブ🔥を囲み笑い合ってる。
90年代、ポケベルとガラケーの時代、「愛しさと切なさと心強さと」「ゲレンデがとけるほど恋したい」が流れてる。
神戸、川より水位が低い堤防そばの集落に住む金田家、ミシン手作業で靴を造る。雑然とした居間&作業場、返品の山。トタン屋根。
同じく神戸、高台白亜の豪邸に家政婦付で暮らす建設業社長、永井家。
リビングはふかふかのソファーセット、絨毯、二階へ続く階段、子供が描いた奇妙なカンバス絵。
場面転換に応じて盆が回り、映像背景変わる。
特に下町金田家は鄭さん代表作、焼肉ドラゴンを彷彿。貧しいけど温かみ人情を感じる。
三階席最前列センターは舞台からそう遠くなく、むしろ平場で観るより舞台美術、セット含め全体が観やすい。
時々オペラグラス使うくらい。
(臨場感は前方席には敵わないが)
思ったより客の年齢層が高かった。
内容はほぼ原作に忠実。
映画を観た時に書いたけど、記憶を失くすか観る前に戻ってまっさらでまた二回目を観たい、ジェットコースターコメディヒューマンクライムサスペンス。
一幕は新喜劇並みにオモシロ盛りだくさん。
映画のお父さんソンガンホ吹き替えも古田さんだったんだね。
古田さんは劇団新感線、野田地図のぶっ飛んだキャラクターばかり観てきたから。
下町の気弱なお父さんキャラ新鮮。
大好きな江口のりこさん。
サッチーが観に行った舞台に出てる率、池谷のぶえさんと同率1位だ。
パラサイトチケット買ったのは江口さん目当てと言ってもよい。
思いの外、出番は少ないがとぼけた台詞の間合い。
間合い大賞があれば最優秀間合い女優賞だ。
ライナスさんお気に入り、宮沢氷魚くん。
偽物京大生カテキョお兄さん。
ずっとモノローグをしゃべるのでほぼ主役、でずっぱり、ライナスさんが当日券に並ぶのも頷ける。
アメリカ西海岸育ちなのにコテコテの関西弁をしゃべって踊っておどける。
舞台映えしますね。
大ブレーク中の伊藤沙莉ちゃん。
17才女子高生の偽物アートセラピスト&美術カテキョ役。
生の舞台観るのは初めてだけど、映像と変わらぬパワフルさ、生き生きしてる、コメディエンヌ。
お兄ちゃんとのわちゃわちゃが可愛い。
高級住宅の主人、お父さん役山内さん。
山内さんは鄭さん演出の「しゃばけ」で知りずっとファン。ファンレターも書いたことある。山内さんなしではコメディシーンはあり得ないくらい、面白すぎる。
鄭さんの作品は社会問題、国際差別、貧富の差がテーマだけど。
重苦しいだけじゃなくて笑いエッセンス大事だから山内さんが重用されるんだろうな。
今回、髪がフサフサでビジュアル山内さんぽくない(笑)
その再婚した奥さん役、真木よう子さん。
映画ではずっと英語しゃべって天然なお人好しキャラだけど、真木よう子バージョンは無理やり変な英語を使って笑わせる。
旦那さま山内さんとのやりとりも息がぴったり夫婦漫才みたい。
パンフレットで氷魚くんが真木よう子さんがめちゃ面白い方で稽古が楽しかったと書いてる。(たしか、江口さんとも仲良し)
真木よう子さんにとっては義理の娘役、垣松祐里ちゃん。
カテキョのお兄ちゃんにベタ惚れなワガママお嬢様、可愛い。
パパに携帯をお願いする時の小悪魔ぶり。
山内さんもデレデレな気がする。
物語の軸でもある家政婦役キムラ緑子さん。
一幕では山内さんに勝るオモシロ。アドリブ。
二幕ではガラッと変わって、、、
緑子劇場だ。さすが👏
二幕。
ネタバレ注意⬇️
半地下の家族は、、、
出ているのは知ってた青山達三さん。
舞台十二夜から好き。
まさかの○○ちゃん。
オペラグラスで観て気づいた。
寝ているだけなのにあの存在感。
ライナスさん、二回目だからか、青山さんの細かい泣きの演技に気づいたそうだ。
見逃した😣
半地下のあの絵の存在。みのすけさん。
不気味さは映画が上回るが、悲惨さ、鬱積感は凄かった。
野田地図もだけど。
前半コメディ、後半凄惨、悲惨、哀愁。
ひとつ。
映画と同じ演出が出来ないことは分かるけど。やはり映画のソンガンホパパの運転手エピソードが、舞台版では具体的に描かれないからパパがあんなことをしてしまうきっかけへの伏線がやや弱く、初めて舞台版を観たひとは唐突に感じてしまわないかなって。
再演するときはぜひ、運転シーンもいれてください。無茶振りだけど🚗💨
サッチーみたいに映画パラサイトファンが大半かもしれないが。
むしろ、まったく観てない、結末知らないひとこそみてほしい。
ライナスさんを見習い、前日、当日券の番号を頑張って電話でゲットしましょう。
ビバ、歌舞伎町。