周りのテーブル、老若男女みんなご夫婦で。
それぞれにこれから観に行くオペラ(椿姫)の話を楽しそうにしていた。
どこどこのホールは音が良いとか。
夫婦でオペラの趣味が合うって羨ましい。
とか思いつつ。
一人で観に行くの気楽😃
ロビーで作者のラジヴ・ジョゼフさんにあったので、前回の「バクダッド動物園のベンガルタイガー🐅」も観ました。今日は楽しみです。
と言ったら(通訳さん通して)固い握手をして喜んでくださいました。
追記
ラジヴさん、日本カンパニーベタ褒め👏
新国立劇場<演劇>@nntt_engeki
【#タージマハルの衛兵】「劇作家の私を良い意味で驚かせてくれました――。」明日、12/7に初日を迎えます。『タージマハル…』の作家ラジヴ・ジョセフ氏が来日。プレビュー公演をご覧になったあとに、お話をうかがいました。#新国立劇場 #ことぜん https://t.co/p4Xza9lBIt
2019年12月06日 14:16
ぶっ飛んだ作風のわりに若くてとても気さく☺️
友達が、役代わりでも観たいと言ったらニューヨークでは、すでに役を代えて公演してるそう。
タージ・マハルの衛兵
@新国立劇場
作 ラジヴ・ジョゼフ
翻訳 小田島創志
演出 小川絵梨子
キャスト
フマーユーン...成河
バーブル...亀田佳明
プレビュー専用の小川さんからのプリントが配られ、開演前にプロデューサーさんから
「プレビューなので、お客さんの反応も一部、これから本公演への手直しの参考にします。ご協力ください。客席からラジヴジョゼフさんも観てますよ!」的なご挨拶。
信じられない位、楽になりました。
プレビューだからあまりネタバレ無しで。
門の前で見張る一番の下っぱ、フマーユーンとバーブル。肝心のタージ・マハル🏰は見てはいけない。
冒頭の前を向いての並びは「BENT」を思い出す
インタビューや、取材でも書いてあったけど。
稽古の途中までは、どっちの役をやるか決めずにやっていたそうで。
いつもなら、おしゃべりなバーブルは成河さんの専売特許なんだけど。
逆にツンデレで王に従順な正統派フマーユーン成河さん、新鮮だった🌱
亀田さん、知るひとぞ知る実力派だし、実力派成河さんとの二人芝居なんて贅沢すぎるね。
話は理不尽で、上の命令に背くなんて選択肢はない。
(今の世の中だって、結局は組織の中で上からの指示に従うしかないから、命まではとられずとも、同じ状況)
あんな残酷な事を王の一声で「仕事」としてやりきる二人。
幼なじみで、言い合いながらも助け合い、慰めあい、やりきって事態は好転しかけたのに。
どっちが正義なのか自由なのか。
残酷さの上の美しさってなんなのか。
悲惨な状況でもバーブルがボケをかまして、客席の笑いを誘うので客席が凍りついたりはしないけど。
友情よりも「正義」を貫くフマーユーンが哀しい。
つい友情に甘えてしまったバーブルも哀しい。
実際に歴史上でもそんな役目の人は世界中にたくさん居ただろうし、「仕事」として割りきるしかなかったのかな。
野田地図の「足跡姫」でも、有名な刀鍛治たちは、技術の門外不出のために両手を切られていた。
田舎のおばあちゃんに
「昔は、首を切る専門の人が住む部落があったんだよ」と聞かされたことを思い出した。
今も死刑執行、実行しなきゃいけないひともいるし。
あんな優しい笑顔で握手してくれたラジヴさんの頭の中、心の中はどんなことが渦巻いてるんだろう。
いまだにアジア、中近東では部族の争いで村ごと少年少女が誘拐されて、てごめにされたり、テロリストにされたり。
日本は平和ボケだけど、社会の中の構図はタージ・マハルの衛兵と同じだね。
役として、いつもよりちょっとズル賢い成河さんが観れて面白かったな。
掃除するシーンは体力使いながらのマジな掃除で見とれてしまった。
「ショーシャンクの空に」でアンディ役の成河さんはだれよりも上手にショーシャンク刑務所をブラシがけしていたことを懐かしく思いだす。
風邪と怪我には気をつけてね。
一つだけ。
場面転換に思い切り黒子的なスタッフさんが出てきて小道具はけていたのが超現実に引き戻された。(わざとじゃないよね)
小野寺修二さんばりにやってとは言わないから。
本公演までに修正してほしい。
プレビューだから大丈夫だと信じよう。
わざと狙っての演出以外、黒子さんが目立つ芝居は生理的にだめなんだ。