無知な私だからこそ、まさしく目から鱗な史実と脚色。
野田秀樹さん長編戯曲&NODAMAP舞台「逆鱗」
三年前知り合いが出ているから初生NODAMAPを観に行って、前半「ギャグなの?」と拍子抜けしながら笑っていた後半。
ハンマーで殴られたような衝撃、涙。
特攻隊は小学生でもドラマで観て知っていたけど。恥ずかしながら、人間魚雷が1人乗りのカプセルみたいなやつで息苦しい、暗くさみしい空間のまま、特攻していったなんて。

今日のペーターの日経新聞であの舞台がよみがえった。
もしかしたら、いまの社会科、日本史の授業では詳しく回天を教えてるのだろうか?
逆鱗は、サッチーが今まで観たお芝居で一番衝撃的、天才的な戯曲だと思っている。
再演も希望するし、政府関係、先生関係、戦闘部品会社関係の人貸しきりの日を作って見せてほしいし、乳飲み子をお持ちのパパ、ママを保育所で👶預かって見てほしい。
大事な我が子がもし、強制的に国家の命令で人間魚雷に乗り込んで玉砕、たまたま不発になった暗い魚雷の中で息が出来ずに死んでいく。
この作品、回天記念館を観たら戦争なんて誰もしないはず。