王様と私 The King and I | サッチーのミーハーシナリオブログ

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アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

長いです⚠️

2019年で一番待ち遠しかったこの日が来た。
2015ブロードウェイで再演されてから、トニー賞を総なめ、生放送授賞式WOWOWでケリーオハラ&ケンワタナベのShall we dance?パフォーマンスを観ていて。


日本で観たい。くる!きっとくる!
ケンワタナベがいる限り。
きっとくる。
.゚+.(・∀・)゚+.゚きたー。
ありがとう。🇯🇵の誇り、ケンワタナベ。


両国国技館大相撲の升席に次ぐ、高額なチケット(正規)、奮発。
日本中のマダムがオーブに集結したかと思うくらいの熱気🔥


リンカーン・センターシアタープロダクション
「王様と私」
 @東急シアターオーブ
 
ロンドンウエストエンドキャストバージョン

ケリー・オハラ...アンナ
渡辺謙...シャム王
セザラー・ボナー...チャン夫人
フィリップ・ブルコック...オルトン船長
キャム・クナリー...タプティム
大沢たかお...クララホム首相
ケイヴィンパンミーチャオ...ルンタ
アーロン・ティオ...チュラロンコン皇太子
ジャック・ドワイヤー...ルイ(アンナの息子)



王様と私は、あまり詳しくないけど、ジョディ・フォスターとチョウ・ユンファの映画の印象が一番ある。
実在のシャム王と英国家庭教師の実話を元にしてる。

まだ客席がざわざわしてる中overture🎹🎻が始まり、終わると、シャンパンゴールドみたいな薄い幕がさっ!と開いて!

ふ、船が🚢!
イギリスからシャムへ向かう船先にアンナとルイくんが乗って動いてきた。
まわりの客席「うわっ」「すげっ」ってなった。
喋っちゃだめだけど、あれは思わずでちゃった声だろう。
(ミスサイゴンのヘリコプター並みか!)
そしてみんな、拍手👏
ケリーオハラの最初の歌声から、泣けた。
CD聴いただけでも素敵!と思ったけど。


力まずに、張らずに、あんな澄んだ高声が出る人、、、いますか?
鳥肌立つくらいの美声。
ミュージカルって頑張って高い声出そうって感じが伝わって、はぁ、よく出た!ほっ。みたいな時あるけど。
自然。自然に綺麗。

貴重な休演日には京都、芦ノ湖行っちゃうパワフルさ。

日本満喫して、好きになって!
また来てね。

親子を迎える筋肉隆々強面なクララホム首相=大沢たかおさま。怖い。あのトレンディドラマのあまい声、笑顔のたかおじゃない。別人。
尊敬する王様の心が、外国の新参ものへ向いてしまったせつなさ、寂しさが出ていた。
まわりに大沢たかおファンが何名かいるので色々噂は聞いていた。
ロンドン版の時は、王様のアンダースタディも演じて、🇯🇵からのファンクラブツアーもあったそうだ。🇯🇵では予定ないみたいだけどいつかたかおKingも観てみたい。

客席通路、目の前をお付きの者の灯籠に導かれて舞台へと上がっていくシャム王。
パンフや、ポスターはスキンヘッドだけど、短髪にお髭だった。
ブロードウェイ、ウエストエンドツアーを経て、ケンワタナベは自信に満ちて、凱旋公演を楽しんでいるようだった。
ドキュメンタリー観たけど、引き受けてからが地獄の葛藤、試練、勉強。
ほんとにすごい人だわ。

追記
王様と私のドキュメンタリーでたしか「ミュージカルが初挑戦」と紹介されていたのを生の舞台初挑戦と勘違いしてインプットしてしまいました。
渡辺謙さん、ご指摘ありがとうございます。
大変失礼いたしました。


申し訳ないのが、尊敬する橋爪功さん森新太郎さん所属、あの劇団「円」にいらっしゃったこと知らずに初舞台的な事を書いてしまい、反省します。日々、確認いたします。

舞台
『下谷万年町物語』
ピサロ
ハムレット
『永遠 Part2』
王様と私

映画に比べて、シャム王はとんでもないパワハラ、モラハラの圧力だった。(褒めてる)
アンナも負けず劣らずな反抗的カテキョ。
77人も子供がいることを自慢しまくり、アンナには「子供はひとりか?孫はいないのか?」と下に見る。舞台版の王様の精力、生々しい。

でも、外交にはかなり頭を悩ませてる。
まわりのアジア国🇲🇲🇮🇩が次々とヨーロッパの植民地になっていくので、なんとかシャム🇹🇭はシャムとして生き残りたい葛藤。
「エリザベート」オーストリア皇帝が、どこの国と組むか悩むシーンに似てる。

王様「エトセトラ、エトセトラ」がお気に入り。

🇺🇸アメリカに象は居ないとアンナから聞いて、大統領にあわててオスの象を贈ろうとする王様。
「アメリカの大地をたくさんの象がうめつくせるように」
「陛下、オスだけ贈るんですよね?」
「あ、ああ、、そうか」みたいな。
二人の絶妙な会話の間に笑う。
思ったよりもがっつり会話シーンが多いので。
ケンさんの表情だけでもくすっとなる。
遠い席からだと分からないかもしれない。
もう少し小さめなハコでロングラン、あったら良いなと思うけど招聘メンバーだと難しい。
(ケンさん、ブロードウェイから日本の演劇に持ち込みたいものは?の質問に「ロングランシステム」と答えてらっしゃる。外から見ても日本はそうなんだ)

子供たちにアンナが勉強を教えるシーンで、新しい世界地図🗺️を見せると皇太子が、
「シャムはもっと大きいはずだ、こんな白い点じゃないか!」と叫ぶのがせつない。
アジアのシャムに居たら、井の中の蛙。

アンナは子供たちにも、第1夫人にも、好かれて頼られるけど。
男尊女卑、一夫多妻、蛙のように這いつくばって王様にひれ伏させる王をアンナは許せない。
自分に楯突くアンナを王は許せない。
ツンデレな二人は、一周回って気が合いそうだ。

子供達のわちゃわちゃした無邪気な可愛さ。
アンサンブルのアジアンダンス、劇中劇の「アンクルトムの小屋」とか見いっちゃう。
聞き入っちゃう。
イライザ役が日本のダンサーさんだった。
素晴らしい。

メインのShall we dance?はうっとり、、、
野蛮で俺様な王様もロマンチックじゃん💖

ラストは、決してハッピーエンドではないが。
アンナに影響を受けた皇太子が。
「アンクルトムの小屋」に通じる奴隷制度廃止、平伏禁止、現在のタイへ移行していく、希望の兆し。

ヨーロッパ系のキラキラな歴史大作が好きな人は好みが合わないかもしれないけど。
私は好き。仏像などのオリエンタル感や、夕暮れの見事な照明🌇。
シャム王もアンナも、欠点だらけだったりするが、それもまた魅力。

カーテンコールになったとたんにみんな待ちきれずに立つから。早めに総立ち。
ケンワタナベさんはほんとに嬉しそうだった。
お客さんも👏
すごく目立つ服装の吾郎ちゃんも、ずっとニコニコしながら入ってきた慎吾ちゃんも、(はっきり誰かわからなかったつよぽんも)三人揃って観に来ていて、カーテンコールもずっといた。

オーブ、よいブロードウェイ作品、招聘してくださってありがとう。

ぜひ、つぎはトッツィ、スポンジボブあたりを。
お願いします。チャーリーとチョコレート工場は、無理かな、、、


休演日に富士山登ってるウィリアムさんとフィリップさん?すごい。
他にも日光や、芦ノ湖、、、
仕事とホリディ、両立してるロンドンキャストチーム、最強✨