音楽劇 道 東京千秋楽 | サッチーのミーハーシナリオブログ

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アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

2018観劇初めが日生劇場ルヴォー作品。

観劇納めも日生劇場ルヴォー作品とは。
1月にはそんな偶然、知るよしもないサッチーであった。どっちも寒い季節。

約一年、日比谷界隈に縁がなかったから。
様変わりしていて驚愕っ。





日生劇場、好きです。客席もロビーも。
ロビーで🍙食べられる椅子がたくさんあるし。
50億円有ったら買いたい。買えるのか?

音楽劇 道
@日生劇場 12/28 千秋楽

原作 フェデリコ・フェリーニ
演出 デヴィッド・ルヴォー
脚本 ゲイブ・マッキンリー

キャスト
草彅剛(ザンバノ) 
蒔田彩珠(ジェルソミーナ) 
海宝直人(イルマット) 
佐藤流司(モリール)

池田有希子 石井咲 上口耕平 
フィリップ・エマール  岡崎大樹 金子大介
鹿野真央 土井ケイト 西川大貴 橋本好弘
妃海風 安井カナ

はじめ、手を尽くしてもチケット取れなくて。
諦めかけていたが、T先輩に二列目、どセンター、しかも千秋楽を譲って頂いた。感謝。
今年は観たいお芝居の🎫がどうしても取れなかったりして涙を飲んだから、このチケット運は2018年の帳じり合わせのプレゼントだと思おう!

つよぽんの舞台はぼくせんからずっと観ている。

結局、映画「道」は観ないまま、あらすじのみの知識で観た。
舞台の上の背面にステージオンシートが数十席。
開演五分前にしもてからぞろぞろ上がってきた。
役者さんたちが間近に観れるが、客席1200人?に観られてる感じ。

音楽劇、舞台の左右にピアノ、パーカッション、吹奏楽器。指揮&ピアノは黒蜥蜴江草啓太さん。



公演発表になった時
(ん、音楽劇?つよぽん、大丈夫か?)と思ったんだけど(SMAP時代、中居くんに並びつよぽん、歌はヤバかった)
ミュージカルとは違い、生伴奏で、コロス=合唱隊的なサーカス団員が要所要所で歌う。

つよぽん=ザンバノは、ゴリラのように野蛮な大道芸人で、あちこちを旅しながら稼ぐ日々。
貧乏な家庭から、少女ジェルソミーナを金で買い助手兼てごめに。暴力も振るう。
ジェルソミーナは、自分も芸を教えてくれと懇願するが、ザンバノは一切教えてくれない。
旅の途中、サーカス一座に参加し、ザンバノと旧知の仲、綱渡りのイルマットに逢う。
イルマットはいつもザンバノをからかい、おどける道化。二人は対立。
イルマットは、ザンバノの留守にジェルソミーナに芸を教えたり、元気付けたり。
奇妙な三角関係。
ジェルソミーナは、粗暴なザンバノを実は愛しながらも、イルマットにも惹かれる。
かなりのアンハッピーエンドなのだけど。
せつなくて、好き。

だいたい、人間なんて、大切なものをなくしてから気づいて哀しんで後悔する生き物なんだよ。
手元にある時には気付かない。
ずっと永遠にあると勘違いする。

つよぽんは、「いいひと」から「ヤクザ」「危ないやつ」「病人」役柄によって、カメレオンになるし、憑依タイプだとサッチーは思う。
舞台の上の役者パワーはつよぽんな敵うひとはあまりいないはず。
ザンバノの声色があまりにドスが効いて、低音で、よく喉を傷めないなぁ。
ぼくせんの時に喉を枯らしてしまい、共演した成河さんにアイシング(喉を氷で冷やす)方法を習ったと、韓流新聞コーナーに書いていたよね。

初夏の「バリーターク」の時は、もっと青白くて細い役造りだったが。今回は胸板、二の腕、足の筋肉もすごいたくましい。
旅回り芸人の話だとつい「ぼくに炎の戦車を」を思い出す。あれも綱渡りが「核」になっていた。
バリータークの時もだけど、今回もつよぽんが後半しもてから登場してきたあとに香水でも付けてきたのか、とても良い匂いが二列目まで漂ってきて、くんくんしてしまった香水

ジェルソミーナ役の彩珠ちゃんは、なんと16才の初舞台だって。
たしかにまわりのミュージカル系の役者さんたちに比べたら、声も細いけど。
それが今回の役に合っているのかも。

イルマット役のうわさの海宝くん。
やっと生の舞台で観れました。 
喜怒哀楽をあまり表さないザンバノに比べて、いつもへらへらして、狂ってる感じ。
堺雅人さんと成河さんを合わせたような狂気(誉め言葉)。いきなり、舞台頭上を綱渡りして出てきた(ワイヤー命綱あり)
ノートルダム~カジモド海宝くん観た人がやばいって言っていたから、ノートルダムでも観たかったな。
(そして、イルマット役を成河さんで観てみたいと言うか、ぴったり過ぎて観てみなくても脳内で変換してみた⬅️なんだそりゃ)
キューピッドみたいに突然、みんなで舞台前方に集合して、1200人中のたった1人を💘指差すのがサッチーの真横の人だったので(なぜか最前列を越して二列目)真横の可愛い女子は感涙していた。

主に2.5次元舞台に出てる佐藤くんは、エリザベートで言ったら「トート」みたいな実は死を司る、原作にはないキャラクターらしい。
(ビジュアルから、セリフまわしが2.5ぽいなと思ったらやはりそうだった。刀剣乱舞で2018紅白に出るらしい)

ほかの役者さんたち、サッチーお初&馴染みのみなさん、プロフェッショナルな方ばかりで。
池田ゆっこさん(マクベス、しゃばけ、プリシラ)、、、存在感すごいわ。はすっぱなマダムからシスターまで。 

実は。
観劇初めのルヴォーさん演出「黒蜥蜴」
サッチー的にはピンと来なかった。
江戸川乱歩×三島由紀夫の世界観を外国人特有の綺麗事にしてしまってる感が。
好きなひとは好きだろうが。
サッチーはもっと汚れた黒蜥蜴が観たかったのだ。

でも今回の道は綺麗事にはせずに、せつなく、愚かで、リアリティーがあって好きだった。
ステージオンシートもそうだけど。
人間の愚かで愛しい人生を劇中劇みたいにみせてくれている気がした。
(映画観てないから比べられないけど、イルマットが死んじゃうくだりがかなり「唐突だなぁ!」感があったけど)
ルヴォーさん、挽回してくれてありがとう。

カーテンコール、たくさん、たくさん、ありました。みんな嬉しそうだった。
天から大量の羽が降ってきて、ゆっこさんや、みんなが客席にも分けてくれた。
(パンフレット、、、2500円たかっ!)
SMAPじゃなくなったけど。
年に二回も舞台に立ったつよぽん。
来年も期待してます。
🎫激戦だけど頑張る。