ブロードウエイミュージカル キンキーブーツ(ネタバレ注意) | サッチーのミーハーシナリオブログ

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アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

良い御値段ですが、ぜひお薦めします。

今年一番楽しみにしていた舞台。
幸先よく、電車の中吊り広告。席の真上。



トニー賞6部門受賞
ブロードウエイミュージカル
「キンキーブーツ」
@東急シアターオーブ
~10/30(日)
脚本 ハーヴァイ・ファイアスタイン
音楽・作詞 シンディ・ローパー
演出・振付 ジェリー・ミッチェル



3分で分かるブロードウエイミュージカル「キンキーブーツ」動画はここから⬅







日本版キャストの衣装が展示。


ローラの真っ赤なギラギラ衣装も素敵だが

ユニオンジャック。
イギリス英国柄に惹かれてしまうイギリス



パンフレット2000円。
プチタオル 500円。


1997年、安価な輸入靴の台頭で経営難にあった老舗紳士靴メーカーが女装趣味の男性が履ける靴製造に着手し、経営が上向きになった事実をモデルに。2005年映画化されヒット。

ヘアスプレーなどの脚本家、ファイアスタインが手を加え、大ヒットミュージカルに。

Story
イギリス田舎町の老舗靴工場「プライス&サン」四代目チャーリー・プライス。 
工場は継がずにフィアンセとロンドンで暮らしていた矢先に、父は急死。
倒産寸前の工場を継ぐ羽目に。
取引先から返品の山が届く。

このままだと、昔からの従業員たちに解雇通知しなければならない。
従業員ローレンに
「ニッチな新規市場を開拓すべきだ」
と励まされたチャーリー。
街で出逢ったドラァッグクイーンのローラにヒントをもらい、セクシーなドラァッグクイーンのためのキンキーブーツハイヒールを作る決心をする。 
チャーリーにセンスを買われて、デザイナーとして雇われた型破りなローラと保守的な従業員との 軋轢。反発のなか。
憧れのミラノで行われる見本市に社運を賭け
、新作キンキーブーツを出す準備に追われる

プレッシャーやフィアンセとの別れでいらつき、従業員やローラを傷付ける言葉をなげつけるチャーリー。 
見本市、工場、友情、信頼はどうなってしまうのか。

サッチーは、数年前にキンキーブーツがトニー賞(作品賞など)獲った時にWOWOWで圧倒的なパフォーマンスを観てから。

観たい。行きたい。
行けない。来てください。お願いします。

念願叶うとはこのこと。
2016、ブロードウエイカンパニーが来日してくれた。
テレビで観てあんなに感動するなら。
生で観たらどうなってしまうか未知の世界。

主催者さん、企画製作さん本当に感謝します

チケットセンターのお姉さん
「迫力あるけど字幕みれませんよ」

めげずに最前列。
半年間、この日のために、サントラを聴きまくり、ミーハー英会話を習い。


最前列で字幕やや、チラ見で。
満喫できた。

はじまってすぐにもう、目頭熱くなる。

ありがとう。ブロードウエイからわざわざ渋谷に来てくれて。
素敵。目の前で憧れのキャストさんが歌って踊る。


 
もうレベルがね。
なにもかも圧巻。

パンフレットに林真理子さん書いていたけど

ブロードウエイ、世界からプロフェッショナルが集まり、厳しいレッスンを、しながらオーディションに勝ち抜いた者だけが板の上に立つ。
稽古不足なんて言葉は皆無。
だって、プロだもの。
同じ実力のひとがたくさんひしめき合って代役はたくさんいる。

今までのミュージカルや、舞台で。
ノリノリな曲でも。まわりがシーンとしていて。
自分だけ手拍子、足拍子する雰囲気じゃなくて不完全燃焼で帰ったこと、多数。

今日は。 
客席みんなノリノリで。
ずっとライブみたいな盛り上がりだし。
ローラ(Jハリソン・ジー)の歌い上げには。
拍手がなりやまずに、ショーストップ。


トニー賞の頃からずっとこのローラ=ハリソンだとおもうけど。

男、素顔シーンの時は普通のおっさん風なのに。
ドラァッグクイーン、ローラの時のチャーミングさと言ったら。
うっとり。

見た目、完全に綺麗なオネエはバックで踊るエンジェルたち(エリザベートで言えばトートダンサー)なんだけど。

とにかく、ローラは
葛藤を引き摺りながらも、けなげに生きている。下品じゃない。
あの丸みのあるお鼻。
ぷっくりしたくちびる。
190㎝くらいある身長。
細くはないが長い脚。

高いヒール、ひらひらな衣装も、効果的に身にまとう。

シンディローパー(トニー賞楽曲賞)の歌なしでは、キンキーブーツは完成しないし。
ローラ、リズムある曲もスローなバラードもハスキーな魂こもった声が鳥肌。

工場従業員役キャストはむしろ、見た目普通のひと。ほぼみんなぽっちゃり。
なのに、ひとたび踊り出すとキレッキレでそのギャップに圧倒されて涙が出るほど。 

カテコも総立ちで、綺麗なエンジェルオネエさんや、ローラ子役の子とめっちゃ、目があって一緒に踊って幸せだった。
パンフレットに演出家さんも
みなさん一緒に立って、踊りましょうって書いてあるし。

ラストキャストさん全員工場メンバーまで。
キンキーブーツ、履いて踊るのが圧巻。
遠目から観た方が綺麗かも。


キンキーブーツ公式Twitterより↑
 
これから観劇予定のかた、出来たら、動画みたり。サントラ聴きまくって行ったら。
とてもとても楽しい一体感に包まれるでしょう。


これを劇場でみつけたらハッピーになれるって。下みてないと中々難しい。
キンキーブーツTwitterご本人ハイヒールの呟き。

お隣に座った英語講師の海外ミュージカルファンの方と仲良くなって。
しかも、この前のQueen+アダムの武道館ライブも行こうと思ったという、、、
話が合いまくって。
お茶しましょうと下に降りたら。

ローラ役のハリソンが、可愛い女子大生軍団に囲まれ、サイン、写メ責めにあっていた。

わたしも、ミーハー英会話を駆使して。
想いを伝えられた。

ほら、写真。カモン!みたいにずっと止まってポーズしてくれた。
ブロードウエイキャスト、優しい。

お肌つるつる。

一番楽しみだった観劇。
一番素晴らしかった。

本物は良い。

エンターティメントとはこういう舞台だ。


余談ですが。
昔、大好きだった貴乃花の息子、優一くん
相撲の世界には進まずに  



イタリアで靴職人になったとか。
びっくり!
すごいわ。
貴乃花も命がけで相撲に精進したけど。 
Jr.の決意もすごい。

キンキーブーツに原宿で買った安い靴を履いていってしまったのが、後悔です。