

長かったのか、短かったのか。
帝国劇場 ミュージカルエリザベート。
昨日、千秋楽を迎えました。

平日なので。
みんな仕事を休んで駆けつける。
二階のロビー、大集合。
観想大会。成河さんルキーニについて熱く語る大会。みんな豚まん食べ納め。
二階のカフェでお茶をすることは叶わなかったけど。
記念に帝国劇場スプーンを買いました。
(120円)


フランツ、しゅがーさん、地方公演は参加無し。この日が大千秋楽。
もう、真面目、美声あふれでているフランツシュガーさんが観れないのが寂しい。
エリザベートチケット、前半に集中してとってしまったので。
序盤しか観てなかったわたし。
千秋楽は上手17列。舞台を全体的に見渡せる。
あれから、かなり、熟成され。
キャストさんの絆も深まり。
群像歌唱、ダンスシーンに見とれ、聞き惚れ。
シーンを繋ぐ狂言回し成河さんルキーニも、自然に流れを作っていって。
音量セーブなさったのか、マイク音響を絞ったのか上ずった感じがなくなり。
下手壁にもたれ掛かりながら、しっとり歌う「死のご機嫌」(たしかそんなタイトル)では、私の好きな甘い成河ボイス全開。
(エリザベート、ルキーニの楽曲はヒステリックに叫び歌うのが多いから)
小鳥ちゃん

「ずっとそこにいろ!」
と自然なアドリブをとばし、客席爆笑。
小鳥ちゃん

カフェのシーンでは、ウェイターに扮した成河ルキーニが、カフェの客の間をところ狭しと動き回るのだけど。
その振り付けのけ反り加減が、荒川静香のイナバウワーを凌ぐ程。
成河さん、スケーター役も絶対できるわ。
もうすでに死んでいて、物語の狂言回しとして呼び戻された?ルキーニの回想録が。
トートに
「ルキーニ、はやくこい‼」
と呼ばれ、武器のやすりを賜るシーンでは、よだれを垂らさんばかりに、餓えた犬が餌を貰うみたいにすり寄る成河ルキーニ、現実となる。
現在、世界のあちこち、日本でさえも、自分勝手な大義名分を掲げて、大量虐殺や暗殺を行うテロリスト。
ルキーニを悪のヒーロー化して観てしまってはいけないとおもうけど。
ルキーニは、苦労忍耐しながらも、美と強さを武器に頂点に立ったエリザベートに苦言を呈する民衆の化身?
自分が「要らない」と思う人間を抹殺する、、、
いまの世にもあまりにリンクするからぞっとする。
これは、書いてよいのかわからないけど。
序盤、シシィエリザベートがかごの鳥状態で苦悩するを観て、日本の皇室を彷彿してしまった。
皇室にはいるまえはキャリアウーマンとして敏腕を振るっていた、、、
「王室のためなら、すべてを犠牲に!」
姑ゾフィが繰り返す。
史実をもとにしているだけに、
成河さんがいっている通り、「歴史的」な部分にひかれながら。
大阪、名古屋の完成を待ちたいと思います。
エリザベートパパと、フランツママが、お互い、いやーな顔しながらダンスするシーンが好きです(笑)
ナイスサブキャラをこれからも見いだしていきます。
千秋楽おめでとうございました。