初演(青山円形劇場2011)DVDを買うか、現在の再演DVDを買うか、、、
いやいや。生でもう一度観たい衝動に逆らえず。
昨日。仕事帰り、当日券一時間前に並び。(一番になるの、大好き。外の当日券は寒さやら暑さやらヤブカやら、つらいけど、、、)

座席チケットを手に入れました。最終的に後のトラムシート、左右の立ち見すべて売り切れてキャンセル待ちも出る大盛況。
大袈裟だけど、成河さんの舞台以外、二回観るお芝居って初めてかもしれない。

チケットって、だいたい前売りで買うけど。
「今、観たい!今日、観たい!すごく、観たい!」
と言う衝動って、大切な気がする。
そこまでして観たい自分が、一緒に並ぶお客さんが好きだ(知り合いではないけど)。
なので、人気舞台、ライブ、せび、当日券を充実させてください。
太陽あらすじは前回のブログに書きましたが
イキウメ太陽5/12観劇記事⬅
SFなんだけど。
現実よりリアルに響く。
キュリオ=昼夜生きられるが、普通に老いる。病気にもなる。
ノクス=夜人間。老いも感じずに病気や怪我にも強いが太陽の光を浴びると死ぬ。

このキュリオ鉄彦(左 大窪人衛)と、ノクス森繁(右 浜田信也)の関係やりとりが。
前半は客席からかなり笑いが起こるほど、間合いが可笑しくほのぼのしている。
昔の事件がもとで、経済的封鎖をうけている過疎なキュリオ部落長野八区で暮らす草一(中村まこと)、結(清水葉月)親子の葛藤、究極の選択もかなりつらく、考えさせられるのだけど。
後半、鉄彦の叔父(克哉)の暴挙もあり、
鉄彦のノクスに対する壮大な憧れと、キュリオに対する劣等感と。
森繁のキュリオを守りたい、ノクスで勉強するよりも、キュリオで経験と知恵を積んだ方が良いと言う想いが。
観ていて心が痛いくらいの平行線で。
前半と後半の客席のGAP。
後半は、誰も息をしてないと思うくらい鎮まりかえって二人のぶつかり合いを見守る。

大窪人衛さんプロフィール詳細⬅
鉄彦役の大窪さん。
今、27才?
初演2011は二十歳だったとしても。
冒頭の子供のシーンは、小学生にしかみえないし。声も少年だ。
大きくなってからのシーンも17才の設定だけど。
中学生に見える。
前回のイキウメ「聖地X」と太陽しか出演作品は観ていないけど。
すごい。凄すぎる。
役へのなりきり度が。
もう。そこに本物の鉄彦が生きている。
約220人収容の、かぶりつき席のシアタートラムだからかもしれないけど。
こんなにすごい俳優さんがいたなんて。
成河さん以来の衝撃です。
年齢よりかなり若く見え、小柄で身体能力高いのは諸刃の剣で、役の幅が狭まるけど。
もし、わたしが業界のPや、ライター、演出家だったら。
大窪さんを使いたい!
あてがきしたい!
二回目のラスト、ストーリー、わかっていても。
台詞はない、鉄彦と森繁のみつめあいで。
今後、救いはあるのかわからない世の中だけど。
このふたりの心が交わる瞬間をみて。
本当に幸せで涙が出ました。
今、思い出しても泣ける。
ドライブ、行ったのかな、、、
余韻のらせんが永遠だ。
この日は、いつもの成河さんファン友さんや、知り合いの方が大集合したので。
夜、遅かったけど。
カフェが閉まるまでイキウメさんについて熱く語りました。
今年、成河さんはミュージカルyearなので。
ストレートプレイ魂がうずうずしていた。
イキウメさんに出会えてよかった。