グランドホテル レッドチーム初日(ネタバレ) | サッチーのミーハーシナリオブログ

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アダム・ランバート(Queen)=神の声域
成河(ソンハ)さん=演劇の神様 をずっと応援しています。
一生懸命な人が好き。

舞台・映画・テレビ・ときどきプライベート。

(注)脚色・盛りもあります。

す半分、葉桜なACT前。





綺麗薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇

薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇



思い起こせば、三年半前。
ぼくせんで赤坂ACTシアターに数回通い、
成河さんを知る。


成河さんのファンなら分かると思いますが。

「あの、すばしっこい、今までみたことない動きをする目立つひとは誰?」
と興味を持ってしまうのです。

その赤坂に。
主役で。
帰ってきた。


平常心ではいられない。

パンフレット1500円。
グランドホテルオットーさん(成河さん)の部屋番号のキーホルダー1000円。


昨日、ゲネは観ていたけど。
本番は、本気度、完成度が違いました。

成河さん座長レッドチームと中川晃教さん座長グリーンチームは、台本は同じ。
主要メンバーはダブルキャスト。
結末の演出がまったく違うそうです。

成河さん=オットークリンゲラインは重病ユダヤ人の元会計士。


丸メガネ姿、オットーさんそのもの。
主役とはいえ、決してカッコいいキャラクターではないけど。
何面性もある、オットーさんはくるくると表情が変わり、魅力的でいとおしい。



心臓病らしく、もう、死期が迫っていると知り。全財産をおろし病院を出て、身の程知らずなベルリンの一流グランドホテルに予約を取って泊まりに来るが、人種差別のせいか宿泊拒否。



お金さえあれば、豪華な最期が送れるとおのぼり気分で来たのに。
発作もおこり、絶望的になったオットーを助けたのは。
落ちぶれて借金まみれの色男男爵、ガイゲルン(伊礼彼方)

ガイゲルンのおかげでホテル1、良い部屋418号室がとれたオットーは、感謝が止まらない。
一流グランドホテルは、いろんな問題を抱えた人たちが宿泊していた。

とあらすじはこんな感じだけど。
二時間五分のノンストップミュージカルは、冒頭、なぞの黒いダンサー(湖月わたる)が下手から出てきて椅子に座り、ベルを押して始まる。
舞台の裏からキャストが各自椅子をもって出てくる。
宿泊客のオッテンシュラック医師が狂言まわし。
フォーメーションがシンクロしてすばらしく、机と椅子をキャストが動かしながら、電話室、bar、トイレまで描く。

階段と、回転ドアをぐるぐるまわしながら、メイン曲「グランドパラダイス」を全員で唄い、回る。
めぐる、人生、それがグランドホテルおんぷ

存在感、オーラがすごいのが、全盛期を過ぎたバレリーナ、グルシンスカヤ役の草刈民代さん。
ドキュメンタリーで、草刈さんの壮絶なバレー人生を見たけれど。
本当にストイックで、プロフェッショナル。
本格なミュージカル舞台は初めて❓
演技うんぬんよりも、立ち姿、オーラ、魂が感じられてつい目が行ってしまった。

グルシンスカヤの高価な宝石を盗む目的で忍び込み、一晩で恋に落ちた、わかいが金がないガイゲルン男爵、伊礼さん。

普通の日本人が、草刈さん相手に「情熱の赤いバラを君に、、、」なんて呟いて肩にふれたら、まちがいなく、くさくなるけど。

アルゼンチン生まれの伊礼さんがほぼ外人顔で囁くと嫌らしくない。適度な色気。



とても適役で、生き生きと演じていた。



もともと、成河さんと仲良しだし(いつもチューしてる)。

見栄っ張りな男爵が、つい、オットーに弱味をみせるシーンがせつない。
オットーさんが財布を無くすシーンは、映画ではもっと憐れみが、あってすごく可哀想だけど。レッドチームはあっさり感じた。
もしかしたら、グリーンチームは、、、
映画に近いのかな。

オットーさんも、はじめはぶかぶかの既製服で、おどおど、壁のはなになっているけど。  
男爵の機転で、若いタイピストフレムシェン(真野恵里菜)と、たどだとしくも、たのしそうにdanceを踊って歌うシーンはとても、可愛く、幸せそうで、生きている感。
グランドホテルで友に出逢い、余命を知りながらも強くなる。
株で儲けて、死に装束なタキシードをオーダーメイド。
すこしずつ、垢抜けてゆくオットー成河さん。
男爵伊礼さんとbarのシーンは、耳馴れたダバダダバダダバダバダおんぷのリズムで舞台のかみてからしもて、入れ替わりながらも、人生の楽園のように歌い踊る。
客席で思わず足踏みしてしまいそうになるくらい楽しくうきうきする。
徐々にホテルのみんなも入ってきて、ラインダンスみたいになる。



このあとに悲劇が、待っているだけに。
永遠にずっとこのナンバーが続きますようにと思う。

ホテルの従業員も、ベルボーイも、娼婦も。
アメリカ人エンターティナーも。




素晴らしいコーラスやダンス。


ブロ友さんが好きな藤岡正明くんは奥さんが産気づいているアシスタントコンシェルジュ、エリック役。



噂に聞いていたけど、歌声が素敵。
むかし、アサヤンのケミストーオーディションに出ていて、超生意気だった、藤岡くんとは別人みたい。
演技も、心がこもって暖かい。
たぶん、通ううちに藤岡くんのファンになってしまう気がします。

ラストは、、、
希望に満ちた明るい終わり方で。
客席もすごく、一体感。
すぐ真横に、あの草刈さんが来ました。
花びら舞いました。


家に帰ってからバックから出てきた花びら。

前方通路側のライナスさんとわたしは、テンションMAX!

ぜんぶ書くと終わらない。

ミュージカルは、、、
頭で考えずに。
観て聞いて楽しめるのが良いですね。
1回1回、完成度が増していく。

アンコールには、明日、英国に帰ってしまうの、演技トム、音楽マイケル、振り付けリーが舞台にあがって挨拶。
レッドチームのあっきーさんたちも、客席で観ていたそうで、舞台にあがって
「レッドチームが幸せで救われた」
と泣いてました。

ノリで、男爵伊礼さんが成河さんにチューしたり。

みんなで「グランドパラダイス」を歌って、すごく、楽しい幸せな初日でした。

開演前になぜかグッツにならぶ演出のトムを見つけて(パンフレット、貰えないのか、、)

「素晴らしいステージをありがとう」(ずっと、練習した英語で)伝えて。


サインをいただきました。
噂通りのでかさ!アダムよりでかい。
こわいくらいなラッキーだ。

グリーンチーム、ついにチケットをゲットした。

まだまだつづく、赤坂グランドホテル通い。

成河さん、本当におめでとう。

みんな感動で泣いていたよ。

夜中に成河さんのブログをみて、啼きました

成河さんブログ