サッチーが漫画「寄生獣」を知ったのは・・・
シナリオ教室のオプション、漫画原作講座で二か月、どうやって面白い漫画のシナリオを書くか習っていたとき。
(漫画って今は自分で絵も原作も書く人、少ないらしい)
講師の先生が「これだけは、面白いから絶対に読んでみて!」とあげたのが「寄生獣」
「もう、コミックファンの間では伝説なくらいの人気なのよ!発想がすごいの!こうゆう原作、思いついてほしい!」
内容がかなりぐろいらしく、本屋さんで表紙を見ただけでビビったのでとりあえず、一巻だけ買った。(いつものパターン、一巻)

いや~グロかったけど面白かった・・・しかし、ほんとぐろいので、家で一人で読むのが怖い!そのまま月日がながれ・・・
なんと映画化されると聞いた!
アニメにもなってる・・・
あれを実写化・・・どんだけぐろくて見れないじゃん・・・と思ったら。
映画の宣伝で、阿部サダヲが可愛いミギーになっていたし(声&モーションキャプチャースーツによる動き)
売れっ子の染谷将太くんの情けない感じが母性本能をくすぐったので。
思い切って観に行きました。

地球上に現れたパラサイトたち、本当は、人間の脳を食って寄生しながら、人間を食料にしていた。
新一の右手に寄生した通称ミギー(阿部サダヲ)は、脳に寄生するのを失敗し、奇妙な共生が始まる。
ミギーは果たして真一の見方か、敵か???

TVの番宣メイキングで、阿部さんがモーションキャプチャースーツ(ぴったりしたスーツにピンポイントで貼り付けられてるピップエレキバンみたいな点々)を着てアクションしたり顔の表情を変えると、PCには表情豊なミギーが現れる。
内容は、血みどろでグロかったりするけど、ミギーが可愛いし、唯一の新一の味方、親友?
つい、ミギーイヤージャックを買ってしまったくらい愛らしいよ。
染谷くん、知ってはいたけど、七歳の子役から活躍。「ヒミズ」で映画賞も獲り、去年は10本も映画に引っ張りだこだったのね。
普段はすごい、無口で照れ屋なイメージなのに、役に入るとすごい。なりきってる。「イケメン」とは一味違う。昔の山田くんみたい。
最近の子役出身の俳優さんて大きくなってからも、活躍してる。
(ネタバレ注意↓)
中盤までは、おどおどしててすごく頼りないマザコンな真一だけど、不幸なアクシデントで母を亡くし、自分の体もパラサイトに近づき始めた真一は別人みたいで、その演じ分けが惚れ惚れするほどだった。
窪田正孝くんといい、染谷くんといい、すばらしい才能の若手俳優さんが出てきて、奇しくも映画の日に亡くなったのがわかった銀幕スター、菅原文太さん、先日亡くなった高倉健さんも安心して眠れることでしょう。
さっきも書いたけど、一話完結じゃなくて、続きは来年四月なので、すごく焦らされるけど。
完結編は、真一とミギーの絆もより一層深まりそう!
あの一体感「ど根性カエル」のぴょん吉とひろしを彷彿!
右手が乗っ取られるのは「ぬ~べ~」の神の手も同じ。妖怪ブームは当分続きそう!
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