NHK FMラジオドラマ 青春アドベンチャー「白狐魔記(しらこまき)源平の風」~人間の生死の不思議に興味をもった一匹のきつねの遍歴
(いま気づいた!サブタイトル!長っ!)
舞台「カッコーの巣の上で」
動物からみ?の週間だった。
いや、河童はどうぶつか?
そして「カッコーの巣の上で」に実際カッコーは出てこない(カッコーのうたは出てくるけど)
成河さん主演のラジオドラマ~
成河さん源平時代のきつねさん役。
最初は茶色い毛のきつねが・・・
仙人と修行をつんで「白狐魔丸」と名前をもらい、人間の姿に化身できるようになり、白い狐になる・・・(内容はもっと歴史も含め武士との友情やら深いです)
白い狐ってこんなにもこもこしてて可愛いのね。
ラジオ聴いてるときはお顔が成河さんの狐・・・(どんなからだ???)
サッチー、北海道が第二の実家なので・・・野生のキタキツネさんにはよく逢ってました。可愛いけど触っちゃダメ。
病原菌がいるから。
あ!
話が動物の方へ行ってしまいましたが。
一週間・・・
考えさせられたのが、「精神的な病気」「精神病院」・・・
奇しきも、舞台「河童」も「カッコーの巣の上で」も精神病院が舞台。シーンに出てくる。
先日、TVのドキュメントでやってたけど、日本の精神医学・病院は・・・
在宅に戻りたい患者さんをなかなか地域も受け入れ体制ができてない。
長期入院になってしまうらしい。法律的にも病院が住居化してしまう感じらしい。
「カッコーの巣の上で」のまとめ&ネタバレになりますが。
刑務所の強制労働を逃れるという安易な発想で、精神異常者を装い、暴力的な行為をしたために州立精神病院に入って来たマクマーフィー(小栗旬)

自分は「正常」・・・異常を装っているという自負があるのか自信満々で、ほかの入院患者や医師までも懐柔して人気者、リーダーのようになっていくんだけど。
いままで、独裁者のように、つよいこわい母のように入院患者やスタッフを強制的に従わせて来たラチェッド婦長(神野三鈴)と事ごとく対立。
鉄の規則まで、次々と破り・・・
バツとして電気ショックまで受けながらも・・・反骨精神は治らない。
仲間の症状をたくさん改善し、仲間のために良かれと思って開いたクリスマスパーティが・・・悲劇のパーティへ!
ラチェッド婦長の強い煽り?挑発に耐え切れず暴行を働くマクマーフィーは・・・
恐ろしい「前頭葉摘出」=ロボトミー手術を受け・・・廃人同様の姿になって仲間のもとに帰ってくる。
ベットにくくりつけられたまま・・・
完全に・・・人間の尊厳は微塵も残っていないその姿。
説明の仕様がないけど、勇気ある方は舞台を見に行くかジャック・ニコルソン主演映画「カッコーの巣の上で」
レオナルド・ディカプリオ主演「シャッターアイランド」
を見てください。
いまは倫理もあって日本ではされてないけど、実際に日本でもやれれていた事実。=ロボトミー。
凶暴な人格をおとなしくするのが目的らしいけど・・・
いくら・・・精神を病んでいるからって・・・同じ人間の都合で・・・あんなに残酷なことができるって。そしてそんなことをしてきた歴史をちょっと前まで知らないでのうのうと生きてきた自分にもしょっくだったよ。
あまりに悲惨な姿に・・・
言葉も人格も取り戻したインディアン チーフは(山内圭哉)ある「決断」をする!
それもけっしてやっていいこととは思えないけど。
ロボトミー手術されるより私はそっちに共感するわ。
安易な怠けこころ、安易な正義感・・・結局それもマクマーフィーの破滅につながるけど。
自分もマクマーフィーほどではないものの・・・いままで変な正義をふりかざしたり、喧嘩早かったり・・・
自分が精神を病まないという保証は誰にだってないんだよ・・・
トムのことや、失業のこともあって、ナーバスになっているだけに・・・
すごく考えさせられた一週間。人間って温かくもあり・・・残酷でもある・・・だれでも・・・持ってるかもしれません。