去年見逃した

「武士の家計簿」
WOWOWで観ました
最近、CMで「あなた~最近、映画も行けてないわね
」「子供たちが居るからしかたないね」と嘆く若夫婦



すると、小学低学年くらいの男児兄弟がパパとママに手作りのチケットを渡してもぎる



茶の間のテレビではWOWOWのシネマチャンネルで名作をやっていて、夫婦水入らずで映画鑑賞し脇にはポップコーンとjuice

男児たちは正装で見守るという感動的なシーンが流れてます

映画館の近くにすんでるのでかなり有利だけど、すべて観れるわけではなく~見逃しちゃった映画を一年待たずに観られるWOWOWは最高

そして、監督は昨年急死した森田芳光さん
独特なユーモアが光ります
脚本はなんと、我がシナリオ学校のカリスマ講師柏田先生



たくさん本も出してます

柏田先生の講座をに通ったことがありますが、とにかくエンターティメントを大事にする先生

みるひとが面白く無いとダメだし、ネタも繰り返されていても視点を変えれば常に新しいドラマになると教えてくれました

加賀藩士の三世代同居の下級武士宅。父も息子も代々の勘定係?算用者

この有名な絵の鯛の
シーン!家計が借金だらけで息子の袴の儀がピンチ
見栄をはって借金を増やし家を潰すより、無理はしない方がよいとの決断を下す若侍(堺雅人)。お家芸は刀よりそろばん



柏田先生は小道具の使い方が超人的に上手い

母上(松坂慶子)が嫌じゃ嫌じゃと、質屋に売るのを渋る振り袖や、節約する前には奥の(仲間友紀恵)手作り弁当が豪華だったのが、節約あとは握り飯に芋のしっぽになるシーンとか

伏線のはりかたも、さすが
あーなるからあーなったのかと納得でした…サッチーが猪山家に嫁いだら三日で暇を出されるでしょう…トホホ


幼い息子も四文無くしただけで、厳しく探させたり、お家芸の勘定係目指して育てていく。
ホロッとさせて、クスッとさせる…まさしくエンターティメント
見習いたいです
構成も完璧だし、シナリオライターを目指す人は必見です



主役の堺雅人さんも人柄そのものが生かされてる感じ

時代劇と言うより、現代にも通じるホームドラマです
