機動戦士ガンダム00 2nd SEASON #05「故国燃ゆ」 | 無限回廊幻想記譚 旧館 -アニメ・映画感想-

機動戦士ガンダム00 2nd SEASON #05「故国燃ゆ」

「僕が……
 僕が話したせいで……
 そんな……そんな……
 嘘だあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



新たなガンダムの出現に対して、ガンダムを運用しているのがソレスタルビーイングが、反政府勢力なのかは不明としながらも、ガンダムをテロと判断して国連政府はアロウズの覇権を決定づけたと報道陣に伝える。
それらを裏で操るイノベイター。
リジェネ・レジェッタはソレスタルビーイングの復活を予見して、アロウズの権限拡大を図ったのが、リボンズ・アルマークによるものか、それともベーダの計画なのかと問うも、リボンズは惚ける。
どちらにせよ、そろそろ自分たちの出番だとリヴァイヴ・リバイバルはガネッサのロールアウトも終わっており、命令さえあればいつでも出撃できると告げるが、その作戦はディバインでもブリングでもない別の者に頼んでいるから不要だと答える。
「人間だよ。ある意味。その枠を越えてるけどね
真紅のガンダムを前に、アリー・アル・サーシェスが笑う。
どうやって助かったのやら。助かった経緯とかは次回に説明でしょうか?
イノベイターの残りの面々の名前がようやく少し判明です。確かに全部で5人だったから、一応、名前だけは全部出たのかな?

連邦政府に非加盟国の多い中東全域は連邦によって、GN粒子が散布されていた。だが、それはカタロンの施設も発見されない事にも役立っていた。
「詳しいな」
「そうか? 常識の範囲だ」
てか、刹那は最初にライル・ディランディを迎えに行った時に「カタロン構成員」って呼んでなかったか? 知っててみんなの手前惚けてるのか?

カタロンと合流するガンダムのパイロットとスメラギ・李・ノリエガ。
ガンダムの存在に沸き立ち反政府組織カタロンの構成員たち。
出迎えたクラウス・グラードとシーリン・バフティヤール。
カタロンはマリナ・イスマイールの保護を申し出るが、刹那・F・セイエイは沙慈・クロスロードの保護も要請する。
そこに子供達が現れ、子供を構成員として育てているのかと疑念を持つ刹那だが、あくまでも身寄りのない子供達を保護しているに過ぎなかった。
子供達はマリナの姿にはしゃぎ、一緒に遊んでもらうことになる。
マリナ様、子供達には人気高すぎです。シーリンの台詞は聞きようによっては、もの凄い皮肉だよな。

クラウスは連邦政府打倒の為に活動しているが、ソレスタルビーイングは政治的思想の下には活動していない。自分たちの敵は連邦政府ではなく、あくまでもアロウズだとして協力を拒むソレスタルビーイング。
アロウズを叩くのは自分たちの目的と一致する。アロウズを叩く為にも協力を申し出るクラウス。
カタロンの旧型の機体ではアロウズのGNドライヴ搭載型には歯が立たないが、補給や整備だけでも力になりたいと引き下がらない。
クラウスは自分たちだけでは、到底連邦を倒す事は出来ないと、誰よりも判っているのだろうね。だからこそ、CBの力が不可欠だと考えてるのだろう。

トリルバイトを失ったアーバ・リントは失態をアーサー・グッドマンに責められる。
アーサーはカティ・マネキンに指揮を執るように命じる。
今後は自分の指揮にも従うようにミスター・ブシドーに告げるマネキン。
「断固辞退する」
「何?」
「私は司令部より、独自行動の免許を与えられている。
 つまりはワンマン・アーミー……たった一人の軍隊なのだよ」
「そんな勝手な」
「免許があると言った」
自由すぎるよ、この人。政府もなんでそんな権限を彼に与えているのやら。
カティさんはいきなり権力復活です。リント=八尾さんの天下は短かった。

セルゲイ・スミルノフと通信を取るソーマ・ピーリスは、セルゲイがアロウズのためにガンダム探索に出されていると知る。
息子の事を問うセルゲイは、アンドレイ・スミルノフが自分を怨んでいると語る。
「私は軍人であっても、人の親では無かったという事だ」
ソーマはセルゲイの養子になるという提案を受け入れる。
「私は幸せ者だ」
空を眺めるソーマ。
死亡フラグっぽい感じです。しかし彼女はアレルヤとの話が済むまでは死ねないので、養子縁組云々が問題となるのだろう。

子供達と遊ぶマリナ。その様子を見詰め、自分の過去と照らし合わせる刹那。
沙慈はこの子供達も刹那たちが世界を変えた事による犠牲者だと言う。
無邪気な子供達の中にもう入る事が出来ないという刹那。
「それが判っていて、何故戦うンだ!?」
「理由があるからだ。判って貰おうとは思わない。怨んでくれて構わない」
あくまでも自分の信念を揺るがそうとはしない刹那。
彼らは最初から自分たちが世界中から怨まれるという事を承知の上で行動しているわけですから、その事に胸を痛めてもそこで歩みを止めようとはしないだろう。寧ろここで止めてしまえば、これまでしてきた事が本当に無駄になってしまうのだしな。

マリナは刹那にアザディスタンに送ってもらうように依頼する。
アザディスタンに危害が及んでしまう危険を考慮し、ガンダムは使用せず、刹那が輸送機で送る事になる。
「なんなら、そのまま帰ってこなくてもいい」
「馬鹿を言うな」
ティエリアの言葉に、彼が冗談を言ったと驚くアレルヤ・ハプティズムだが、ティエリアは本気だという。
驚くアレルヤに、今度は冗談だと答えるティエリア。
どっちが本音なのやら。たぶん先の方が本音なんでしょうけど。


戦争を引き起こすカタロンにいたくないという沙慈は、カタロンの構成員の誤解を利用して、車を借りて町へと向かうが、その最中、連邦軍の戦艦を目撃する。
連邦軍に捕らえられ、カタロンの構成員として尋問される沙慈だが、セルゲイが呼び止める。
沙慈が戦闘の出来る人間ではない、と見抜く。
情報で沙慈がソレスタルビーイングと行動を共にしていると見抜き、セルゲイは彼の嫌疑を解く為に磁力すると沙慈からの情報を聞き出す。
兵士が立ち聞きというのはどうよ。てか、なんで扉の前に立っていて開かないのだろうか?
尋問の為の部屋だから、スイッチ押したりしないと開かないのか。てか、そんな扉に耳を当てたら中の会話が聞こえる程薄いとは思えないのだけど。
沙慈はいまいち自分の立場というのが理解出来てなさすぎる。ちゃんと話せば判ってくれる、とか甘い考えなのかもしれないな。完全な平和ボケなんでしょう。

バラック・ジニンはルイス・ハレヴィら5人の部下と共に到着の報告をホーマー・カタギリに行う。
そこにアーサーが部下から、沙慈とセルゲイの話を立ち聞きしていた兵士がアロウズに情報を漏らした事を聞いて指令書を送ることにする。
バラックは出撃を希望するが、休むように指示が下され、ルイスはガンダムの存在を知りながら何も出来ない事に歯噛みする。
ルイスのリベンジはまだ先のようです。

オートマトンをキルモードで使用するようにとの指示が入り、あまりに非道な作戦に怒りを露わにするカティ。対してリントは作戦になんら不満を感じていない。
ソーマもまたその作戦に憤りを覚え、セルゲイがカタロンへの転属に反対した事を納得する。だが、アンドレイ・スミルノフはセルゲイを任務の為であれば、肉親の見捨てられる男だと語る。セルゲイは母親を見殺しにしたのだと。
今期はオートマトン好きだな。そんなに虐殺描写がしたいのか、黒田。
アンドレイは、ようするに父ちゃんが作戦で母親の危篤状態の時にも戻ろうとはしなかったので、腹を立ててるだけの子供なのか。
底の浅さにガッカリです。最後はセルゲイが自分の命を犠牲にして助けてくれるパターンかな?

兵士が報告してしまった事により、沙慈の存在はアロウズの知るところとなってしまった。
もはや自分の力で沙慈を救う事は出来ないと、沙慈を逃がすセルゲイ。
沙慈君、またもとんぼ返りするしかなくなりました。

アロウズが反政府勢力カタロンの位置を掴んだとネーナ・トリニティからの報告を受けた王留美は、ただちにその報告をソレスタルビーイングに通信を送る。
連絡を受け、直ちにプトレマイオス2を緊急発進させるソレスタルビーイング。
ネーナはどっからこの情報を手に入れたんだろうか。
通信傍受とかしたのかな?

アロウズの襲撃を受けるカタロンは慌てて臨戦体勢を整え、カタロンの兵士の中には居場所を教えたのはソレスタルビーイングではないのかと疑う者も出てくる。
圧倒的な戦力差に反撃は無理だと判断したクラウスは反撃せずに、ソレスタルビーイングの救援を待つ選択を取る。
しかし彼らの行動よりも早く、アロウズの襲撃が襲う。
何名かの兵士がモビルスーツで反撃するが、旧型モビルスーツでは歯が立たずにたちまち倒されてしまう。
モビルスーツを鎮めたアロウズは、オートマトンを射出する。
カタロン、思った以上に雑魚だった。あくまでもゲリラ的にしか戦えないのか。これではCBにとって確かに足手まといでしかない。

一歩遅く駆けつけたガンダムがモビルスーツ隊と戦い、その場をティエリアとアレルヤに任せたロックオン・ストラトスは急いでカタロンの施設に向かう。
ピーリスをケルディムガンダムに向けたアロウズはガンダムの迎撃に当たるが、ミスター・ブシドーは「興が乗らん!」と早々に撤収してしまう。
自由すぎる……自由すぎるよ、ミスター・ブシドー。AEUにいた頃より、更に自由だ。

オートマトンによる虐殺に愕然とするソーマ。
「これが……こいつが人間のやる事かぁ!!」
現場を目にしたロックオンは怒りに震え、オートマトンを破壊していく。
「無人兵器による虐殺行為。
 自ら引き金を引こうとしないなんて、罪の意識すら持つ気がないのか!!」
怒りに震えるアレルヤやティエリアがアロウズのモビルスーツを撃退していくが、アロウズは初期目標を完了したとして撤収していく。
オートマトンの破壊を終えたロックオンは怒りをソーマ機へと向けるが、ソーマ機はなんとかその場から撤退する。
一瞬、ロックオンの台詞が「てめぇらの血は何色だぁ!!」と被った。
ここで作戦に納得出来ないソーマやカティはやっぱり、いずれアロウズから離れるんだろうなぁ。
それにしても、もし姫様がいたら死んでたよ。
子供達は一番奥にいたから助かったのだろうか。

あまりにも凄惨な現場に言葉を失うフェルト・グレイスやミレイナ・ヴァスティ、ノリエガたち。
アレルヤやティエリアも自分たちの敵というものを改めて認識する。

震える手を押さえるソーマ。
「私は超兵……闘う為の存在。
 そんな私が、人並みの幸せを得ようとした……
 これはその罰なのですか、大佐」

自分が戦いしかしてはいけない人間とか思い込もうとかし出している、危険な兆候です。

自分が話した事により、多くの人々が死んでしまった。
その現実を目にした沙慈は膝を落とし慟哭する。
現実というものが沙慈もようやく見えてきた感じです。


アザディスタンに帰還した刹那とマリナだが、彼らが目撃したのは炎に包まれる町並みだった。
テロによる破壊ではなく、モビルスーツによる破壊。
上空に一機のモビルスーツの姿があった。
それは赤いガンダム。
「あれは、ガンダム……!!
 しかも、あの色は……まさか!?」

「そうよ、そのまさかよ」
スローネガンダムによるアリーアルは笑う。
ニュータイプか、貴様は!! 通信している分けでもないのに、刹那の言葉を知ってますよ。
そしてマリナはまた帰る場所が無くなりました。何処までも不幸な女。

次回 #06「傷跡」  後悔という名の鈍痛が疼く。

にほんブログ村 アニメブログへ  ←良かったらクリックして下さいアップ

関 連 商 品
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 (Blu-ray Disc)
¥3,830
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1(DVD)
¥3,032 Amazon.co.jp
(専用バインダー付き) 機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン オフィシャルファイル vol.1
¥2,400
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダムダブルオーオフィシャルファイル vol.2―OFFICIAL FILE MAGAZINE (2)
¥650
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダム バトルタイピングゲーム 初回限定版
¥1,248
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダムOO 特典 ガンプラ FG「ガンダムエクシア ロールアウトカラー」付き
¥3,900
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダム00 PORTRAITS 1BOX (食玩)
¥4,079
Amazon.co.jp
バンダイ 1/100 ガンダムエクシア ~ガンダム00(ダブルオー
¥1,830
イーベスト
プロッププラスプチ 機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン (BOX)
¥4,253
Amazon.co.jp
機動戦士ガンダム00 トートバッグ ソレスタルビーイング・黒
¥1,000
Amazon.co.jp
アニメ 感想 レビュー 第6話