『マリア様がみてる キラキラひかる』 感想
言わずと知れた今野緒雪先生のシリーズ最新刊。
買ったまま暫く読んでいなかったので、今更ながらに感想です。
前作『薔薇の花かんむり』で山百合会で3年生を送る会を行ったその続き。
送る会を終えて帰路につく途中、紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)こと小笠原祥子が妹(プティ・スール)で紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)こと福沢祐巳と共に行く遊園地に他のメンバーも行こうという空気となったところから始まる。
黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)こと島津由乃は完全に乗り気となり、白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)こと藤堂志摩子も同様だった。
ただ、待ち合わせして一緒に遊ぶのではなく、あくまでも自由意志。
それぞれが自由に行き、現地で出会えば一緒に行動したりする。一緒に行動しようと、別行動だろうと構わない、というもの。
クリスマスパーティーに参加していた他のメンバーにも声を掛ける、という事で祐巳のクラスメイトで写真部のエース武嶋蔦子に電話を掛けると、前向きに検討するとの返答。
他にもその場にいない1年生の細川可南子にも電話を掛けるが、こちらは留守の為に繋がらず、クラスメイトである紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール)松平瞳子が電話する事となる。
同じ様に将来由乃の妹となる可能性の高い有馬菜々もクリスマスパーティーに参加していた事から、由乃が電話を掛けることとなる。
そして当日。絶好の行楽日和となった。
福沢家に車で迎えに来た祥子とその従兄の柏木優の二人と共に遊園地へと向かう、祐巳とその弟の祐麒。家に上がって貰おうとする両親をなんとか抑えて、順調に出発したかに見えた。
しかし、そこで祐巳の予想していなかった出来事が起こる。
席替えを主張する祥子に対して、柏木と祐麒が反対の意思表示を行うも、祥子の強引な行動でガソリンスタンドに辿り着く。
ここで少し前までの祥子の奇怪な行動の理由が明らかとなる。
遊園地に30分の遅れで到着した祐巳達4人。
遅れて到着した筈の4人は、そこで由乃と彼女の従姉である黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)支倉令の黄薔薇姉妹の姿があった。彼女らは紅薔薇姉妹達を待っていた訳ではなく、偶然同じ時間帯に到着したのだ。しかも同じように白薔薇姉妹や蔦子と同じ写真部の後輩内藤笙子も同時刻に到着していた。
姿が見えないのは、参加するのかどうか判らない瞳子と可南子の二人だけだった。
本来なら、その偶然を喜ぶべきところだが、10人のも若者達はまるでお通夜の如く重たい、遊園地に似つかわしくない空気を醸し出していた。
ここに来るまでの僅かな間にそれぞれが互いの組み合わせに何があったのか判らず、かつそれを聞く様子もないまま、一同は遊園地へと足を踏み入れる。
ぎこちない空気のまま、みんなは一緒に行動する事になる。寧ろ、それぞれがぎこちないからこそ、他の人たちと一緒にいたいのかもしれない、と祐巳は推測するが……
いよいよ祥子様が卒業を迎え、いよいよ最終回が近づく中で、改めて絆を確かめ合うお話。
何げに志摩子さんの大きな秘密が明らかになったりします。本人にはたいした事ではない、という話ですが。このことはたぶん先代・白薔薇さまの佐藤聖は知っていたのでしょうね。で、たぶん彼女の事だからそんな事は気にしたそぶりすら見せなかったのでしょう。聖にとっては、そんな事は些細な事だと感じるような気がします。
色々と大なり小なり問題を抱える他のペアに比べて、これまで荒波を泳ぎ続けていた紅薔薇姉妹はとても平和。もっとラブラブな空気が流れるか、とも思いましたが、他のペアの心配などがあってそれどころでは無かった感じですが。
更に作者が意識しているかどうかは判りませんが、各場面での語りは全て妹(もしくはそれに相当する人)が行っています。
買ったまま暫く読んでいなかったので、今更ながらに感想です。
- マリア様がみてるキラキラまわる (コバルト文庫 こ 7-56)/今野 緒雪
- ¥460
- Amazon.co.jp
前作『薔薇の花かんむり』で山百合会で3年生を送る会を行ったその続き。
送る会を終えて帰路につく途中、紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)こと小笠原祥子が妹(プティ・スール)で紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)こと福沢祐巳と共に行く遊園地に他のメンバーも行こうという空気となったところから始まる。
黄薔薇のつぼみ(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)こと島津由乃は完全に乗り気となり、白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)こと藤堂志摩子も同様だった。
ただ、待ち合わせして一緒に遊ぶのではなく、あくまでも自由意志。
それぞれが自由に行き、現地で出会えば一緒に行動したりする。一緒に行動しようと、別行動だろうと構わない、というもの。
クリスマスパーティーに参加していた他のメンバーにも声を掛ける、という事で祐巳のクラスメイトで写真部のエース武嶋蔦子に電話を掛けると、前向きに検討するとの返答。
他にもその場にいない1年生の細川可南子にも電話を掛けるが、こちらは留守の為に繋がらず、クラスメイトである紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール)松平瞳子が電話する事となる。
同じ様に将来由乃の妹となる可能性の高い有馬菜々もクリスマスパーティーに参加していた事から、由乃が電話を掛けることとなる。
そして当日。絶好の行楽日和となった。
福沢家に車で迎えに来た祥子とその従兄の柏木優の二人と共に遊園地へと向かう、祐巳とその弟の祐麒。家に上がって貰おうとする両親をなんとか抑えて、順調に出発したかに見えた。
しかし、そこで祐巳の予想していなかった出来事が起こる。
席替えを主張する祥子に対して、柏木と祐麒が反対の意思表示を行うも、祥子の強引な行動でガソリンスタンドに辿り着く。
ここで少し前までの祥子の奇怪な行動の理由が明らかとなる。
遊園地に30分の遅れで到着した祐巳達4人。
遅れて到着した筈の4人は、そこで由乃と彼女の従姉である黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)支倉令の黄薔薇姉妹の姿があった。彼女らは紅薔薇姉妹達を待っていた訳ではなく、偶然同じ時間帯に到着したのだ。しかも同じように白薔薇姉妹や蔦子と同じ写真部の後輩内藤笙子も同時刻に到着していた。
姿が見えないのは、参加するのかどうか判らない瞳子と可南子の二人だけだった。
本来なら、その偶然を喜ぶべきところだが、10人のも若者達はまるでお通夜の如く重たい、遊園地に似つかわしくない空気を醸し出していた。
ここに来るまでの僅かな間にそれぞれが互いの組み合わせに何があったのか判らず、かつそれを聞く様子もないまま、一同は遊園地へと足を踏み入れる。
ぎこちない空気のまま、みんなは一緒に行動する事になる。寧ろ、それぞれがぎこちないからこそ、他の人たちと一緒にいたいのかもしれない、と祐巳は推測するが……
いよいよ祥子様が卒業を迎え、いよいよ最終回が近づく中で、改めて絆を確かめ合うお話。
何げに志摩子さんの大きな秘密が明らかになったりします。本人にはたいした事ではない、という話ですが。このことはたぶん先代・白薔薇さまの佐藤聖は知っていたのでしょうね。で、たぶん彼女の事だからそんな事は気にしたそぶりすら見せなかったのでしょう。聖にとっては、そんな事は些細な事だと感じるような気がします。
色々と大なり小なり問題を抱える他のペアに比べて、これまで荒波を泳ぎ続けていた紅薔薇姉妹はとても平和。もっとラブラブな空気が流れるか、とも思いましたが、他のペアの心配などがあってそれどころでは無かった感じですが。
更に作者が意識しているかどうかは判りませんが、各場面での語りは全て妹(もしくはそれに相当する人)が行っています。
|
|
|
|
|
|





