オペラ座の怪人【あなたが好きになったキャスト】 | 無限回廊幻想記譚 旧館 -アニメ・映画感想-

オペラ座の怪人【あなたが好きになったキャスト】

怪人役ジェラルド・バトラーに1票!
 格好良い! 歌うまい! エロい!(笑)
 3つ目はクリスティーヌ役のエミー・ロッサムとの絡みシーンがね。
 役を演じる上で、監督のジョエルからセクシーに魅せる事を何度も言われたらしいので、その成果というべきものなのでしょうが。
 ただ素顔が見えても、醜いというほどには感じませんでしたね。メイクがそれほど醜さを強調させるものではなかったからでしょうが、ロイド版ではラブストーリーですから、それは仕方ない事。
 ファントムは幼きクリスティーヌに惹かれ、彼女に自分の持つ全てである歌を捧げ、彼女をプリマドンナにまで育て上げる。自分の全てを彼女に捧げて愛したにも関わらず、クリスティーヌはラウルを選択してしまう。それは彼女がファントムに父親を重ねていたからであり、音楽の天使を重ねていたからであり、愛する相手では無かったから。
 しかし同時に彼の持つ歌と、一歩間違えばクリスティーヌの身さえ危うくする危険さにも惹かれる。アンドリュー・ロイド・ウェバー版のファントムは狂気の中にも、妖しさと哀愁、そして魅惑を持ち合わせねばならない、難しい役です。一歩間違えれば、ただの一方的な押し付けの愛の持ち主になってしまいますから。

 他の二人の主役も捨てがたく、更にはマダム・ジリーやその娘のメグ、更にカルロッタも捨てがたいなぁ。脇役ながらも凄く目をキャラに出来上がっていたし。