昨日1月28日・日曜日は、和歌山市ビッグ愛の市民講座へ
「大切な人を亡くす前に知っておきたいグリーフケア」
〜哀しみを癒すために〜
友人が活動している和歌山グリーフ専門士の会より、情報頂き参加
フルタイムで働いている友人とのランチ外出がキャンセルになり、タイミング良く参加申し込みギリギリセーフ
代表の井出敏郎さんのお話を聞ける機会をと願っていた私に、タイムリーな市民講座でした

講座の最初のパワポ画像を撮影許可を貰い、blogにアップしています
無許可、お話の最中に撮影は出来ませんので、ご注意下さい
どのお話も印象深く、二人一組で行った三回のワークでは私自身を俯瞰
一年前に友人とのワークから変わっていない部分を見て、苦笑いしました
一番心に響いたお話は、井出さんご自身の喪失の悲嘆経験について
話されるのが辛そうで、私までがその場に居たような感覚になりました

私達でもそうですが辛い経験を想い出す事は辛く、それを口に出して話すことは、心も身体も凄くエネルギーを消費する事です
壮絶なご自身の経験があってこそ、悲嘆の喪失に寄り添う現在の道を選ばれた、代表理事・井出敏郎さんの熱い想いに感動しました

次に私自身が書き留めたい事がありましたので、私なりに感じた事をシェアしたいと思います
グリーフ(GRIEF)とは何か?
喪失の悲嘆の種類について、様々なタイプがある事
☆家族や友人、恋人など大切な人との死別悲嘆
☆ペットとの死別悲嘆
☆震災による被災生活による、家・モノ・思い出・人との繋がりをなくすことへの悲嘆
☆親の離婚により子供が受けた生活環境の変化や、片親不在による親の変化、思い出話しの共有への躊躇などによる悲嘆
☆病気や怪我などにより、身体機能を失ったり低下することへの悲嘆
☆認知症の人が記憶を失っていくことの悲嘆
など例えながら分かりやすく説明して頂きました
私の身近な方にも「大切なペット=家族」を亡くして、ずっと悲しんでおられる方おられます
他に考えられたのは
友人関係の信頼崩壊の悲しむ人
病気で手術をして命が助かったものの、失った身体の機能の辛さに悲しみを抱えた人
配偶者に対しての信頼感を失う出来事に対して、相手を信じられないと悲しむ人
死別以外にも沢山の「喪失の悲嘆」がある事に気づけた事で、私の様に思い障害を持つ子供を授かった親も「喪失の悲嘆」であると思いました
障害を持つ次男の学びで県外へ行った時、グリーフケアの悲嘆のスパイラルと同じ話を聞いた事があります
多分13年前くらいかな?その時はスパイラルで円形だったと記憶
障害を持つ子供を授かった親が最初に感じる喪失とは、当たり前だと思っていた我が子の成長と未来ではないでしょうか?
当たり前に歩く・話す事、通常なら行けたはずの幼稚園・保育所へ行けないこと
地域の小・中学校への進学や、更なる進学と就職、恋愛や結婚など、普通に思い描いていた我が子の成長過程がすべて失われた喪失感は大きいものだと思います
喪失から再生への中心には深い哀しみがあり、諦めから転換へ再生まで辿り着ける人は多くはないと、自分自身を振り返りました
今でも私達夫婦が先に亡くなった時の事を考えると、旦那さんも私も深い哀しみの感情が湧き上がります
周囲から見たら完全復活みたいに見える私達夫婦でも、です

これからもグリーフのスパイラルを行きつ戻りつ、生ある間は我が子に親として出来る事を積み重ねながら、大切に扱われる環境で生きて生きていける場所に引き継ぐ事を願っています

最後に友人の活動のお知らせ
Facebookより
三月には和歌山市で、グリーフ専門士・ベーシック講座があるそうです
私のように障害のある家族の方でも参加しやすい形、オンラインコースに

この機会に学びたい方に繋がる事を願ってます
頂いた資料にシワがあり、映像悪くてごめんなさい!
最後に久しぶりのビッグ愛を訪問映像
最後にblog記事アップを許可して頂いた代表理事・井出敏郎様
友人の所属する和歌山グリーフケア専門士の会の皆様
良き学びの時間と空間を、ありがとうございました!
また機会とタイミングに恵まれましたら、宜しくお願い致します
