加筆しました
以前から書きたかったこと、グリーフケア
初めて聞く人の為の説明、はてなキーワードより抜粋
グリーフケア
(別名)悲嘆ケア
子どもだけでなく、配偶者、親、友人など大切な人を亡くし、大きな悲嘆(グリーフ)に襲われている人に対するサポートのこと。
死別で起きる悲嘆の反応には怒り、事実の否認、後悔や自責の念などがあり、時には不眠や食欲不振といった体の不調に出ることもある。
以上
参考資料
友人がグリーフケア活動をしているのを知ったのは何時だろう?
先月、和歌山の地域情報誌・ニュース和歌山にて、友人の活動が取り上げられていました

Facebookより和歌山県のグリーフケア活動関連情報
事務局様より、ニュース和歌山・記事映像と、Facebookグリーフケアのリンク紹介の許可を頂きました

オストメイト啓発小冊子のお手伝いをさせて頂いた友人、Baumさんと先週お話しした中でペットロスの辛い体験を聞きました
Baumさん訪問記事は コチラ
同じ自閉症の子育てblog繋がりの方も、長くペットロスで苦しんでおられました
自分の大切な家族や友人を亡くした喪失感や心の痛みは、体調不良にまでなる人も多いと聞きます
私自身も4年8ヶ月前に膵臓癌で実母を亡くした後、一年間で深い関わりのあった三人の方が続いて亡くなり心身共に深いダメージを受けました

特に同じ障害を持つ子供の母親である友人が、癌で亡くなった時は我が身に置き換えてしまい
「もし、わたしが病や事故亡くなったら、家族はどうなるのか?」と悪い方向へ想像してみたり
テレビのニュースなどで事故や殺人事件などを見ると、旦那さんや子供達の事が心配で不安になりました
最近あった神奈川県相模原市での障害者施設の大量殺人事件では、思い描いていた子供の安全で幸せな未来を潰されてしまったような苦しさが、小さな棘のように心に刺さっているように感じています
以下、私と実母の喪失から悲嘆、怒りと悲しみからの回復過程です
障害を持つ子供が居るので母の死に目には会あえなかった事、友人のお通夜・葬儀に行けなかった事、とても辛かったです

入院している母の病院へのお見舞いは週に一度がやっとで、子供が支援学校に行っている約6時間以内に、車で約片道1時間半、病院滞在時間は2時間程度しか側に居られず
母が末期の癌と知り余命を聞いてからは、母と我が子との板挟みに苦しみ、心の感覚が麻痺していくようでした
自宅に帰りたがっていましたが約五ヶ月の入院後、かなり苦しみ病院で他界
危篤の知らせがあったものの、何度目かの危篤の知らせに子供が車に乗るのを拒否
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚が敏感な我が子にとって、大勢の親類や病院スタッフのいる場所に行く事は負荷が大きく
また自分を可愛がってくれた祖母が痩せて苦しそうな姿を目にし、すっかり病院嫌いになってしまいました

私一人で障害のある子供を無理に連れては行けず、母が亡くなったと聞いたのは、代わりに駆けつけてくれた義母からの電話でした
周囲にはシッカリと葬儀や四十九日を終えたようでしたが、誰に責められたりした訳でもないのに、罪悪感が拭えず心身共に弱っていくばかり
母のお葬式でも泣けなかったのですが、数ヶ月後に見た映画・眉山DVDの宮本信子さんに実母が重なり、やっと自分の中の悲しみを自覚しました
暫くは眠れない、イライラする、物音や人の声に過敏になるなど、自覚症状があるものの子供の事で多忙な日々
母の死や大切な人の死を受け入れ、前向きに自分の人生を考えられる様になれたのは母の死から丸2年かかりました
私が自分自身の中の怒りの感情や悲しみの感情を素直に認め、それを良い・悪いのジャッジをせず
今は色んな感情を認めながら、一緒に抱きしめて生きている感じがしています

自分の気持ちが変化する事が出来たのは、障害のある子供の子育ての学びと平行して学んだ、自分の為の心理学があったから
心理学と宗教関連の本を読んだり、講演会に行ったりしていた事が、辛い時期の自分が折れずに済んだと思っています

グリーフケアの存在を知り、私自身の回復過程に近いお話だと感じました
グリーフケアの学びでは、有名なアドラー心理学のお話があると何かで読んだような・・・
悲しみ・悲嘆にくれる方の心の回復に、グリーフケア専門士の方は優しく寄り添ってくれる存在になると確信
和歌山県だけでなく、日本全国で広がっているグリーフケア専門士さん達の活動を知って欲しいと願っています

最後に、友人がこの活動をしている事を誇りに思います
彼女と仲間の皆さんが、必要な人と繋がっていけますよう心から願っています
