音楽劇・チンチン電車と女学生

場所は大阪ビジネスパーク円形ホール
勤め先の職場の先輩の友人が劇団往来の劇団員さんだったのがご縁で、結婚前の旦那さんと足を運んだ劇団
初めて二人で見た舞台のチラシを発見

平成元年の舞台から、長男妊娠の平成七年まで足を運んでいた劇団往来
今回お知らせ頂いた女優さんは出演されていませんでしたが、スタッフとして受付担当
今年18歳の長男を連れて約20年ぶりの再会!嬉しかったです(*^◯^*)
内容は昭和18年から広島県に原爆が投下されるまで
広島県の路面電車・チンチン電車の車掌や運転手として女子学生が働いていたお話
主人公の若い男女の淡い恋心を絡めながら、戦争の悲惨さを伝えるものでした
劇途中で女学生が自分が母親になった時を夢見て、我が子にしてあげたい事を歌う姿に目頭が熱くなりました
主人公のカップル別れを惜しみながら、戦争のない時代であればと歌う姿に涙
愛する人と結婚し、子供達に恵まれた自分の今ある幸せは、沢山の命の犠牲があったからこそ
戦争は人を不幸にするものだと後世に語り継ぐことは、生きている私達が語り継がなくてはいけない大切な事
沖縄県出身者の私の祖父母や実母の戦争と平和への想いが、溢れ出した感動の舞台
祖母と実母からは身内を沖縄で沢山亡くした事を、誰かを責めるように話した記憶は一度ない私
沖縄から関西に移り住み、生きるのに精一杯だったのだと思います
18歳の長男にはまだ自分よりも大切に想う恋人・妻・子供がいないので、結構ドライな感じで観ていたかな
私は主役の女学生や、戦地に送り出される男性の年齢が、我が子と同い年だったので感情移入
家族と共に過ごせる幸せをこれからも守りたい!
戦争体験者だった年齢の方が亡くなられ、語り部となる人が少なくなっている現在
「絶対に戦争はしてはいけない」
そんなメッセージが込められた素晴らしい舞台でした
公演は21日の13時と17時、22日11時と15時にもあり、まだ当日券があるとの事
沢山の方に観て頂きたい公演です(*^^*)