昨日は休みで家でくつろいでました。オトンから4時前に電話が掛かってきて「電気もガスも止められとるんや。携帯も繋がらん。おかしいからこっち来い」

電気もガスも止められとる?いくらあのばあちゃんでも止められる程延滞なんてしないはず。

嫌な予感を抱え猛スピードで自転車を漕いでばあちゃん家に向かったら、女性警察官。思ったのは、嗚呼やっぱりな。

泣いとるオカンとオトン。死後約2ヶ月という話。女性警察官を見た時はどこか夢心地でやっぱりなと思ってたのが、一気に現実が襲ってきて何を言えばいいか分からなくて、ただ泣くしかない。

そのうちに検視官(だっけ?)が来て、検視が行われ。

人が死ぬとあんな臭いするんですね。とてもじゃないが耐えられる臭いじゃない。それが例え身内のものでも。
腐敗臭のあの臭い、きっと忘れられない。

死因特定のために司法解剖されることになり、家から運び出されたばあちゃんはグレーのシートに覆われ。
どんな状態か見る覚悟だったけど、約2ヶ月も放置された身体は真っ黒に腐敗し、私達は見ない方がいいと言われ結局見ず。
でも、冷たいかもしれないけど見なくて正解だったかもしれない。見たらきっと。

今も何が何だかよく分からない。整理がつかないままふわふわしてる。これから大変になるでと言われても、何がどう大変になるのか想像つかない。

ただ、不思議なもんであんなに嫌ってたはずなのに、死ぬ前にもう一度だけ顔を見せれば良かった。もっと早く見つけてあげればもう少し綺麗な状態で火葬してやれたのに。なんて思うんですよね。

後悔先に立たずなんてよく言ったもんですわ。後悔が先に立つ訳がない。

ペット達がいて良かった。こんな夜に一人で部屋にいるのは怖い。気を紛らわせる何かがないと落ち着かない。

とりあえず今日は寝ます。寝られるか分からないけど。疲れて眠いはずなのに、いつものように寝付けない。起きたら市役所行かなきゃいけないのに。
人は死ぬ時あっさりだ。もう少し生きたいなぁと言っていたのに。死ぬ時は死ぬ。
夢枕にも立たなかったばあちゃんは、最近は顔を見せることさえ疎んでた私の事を恨んではなかったんだろうか。
今更悔いたって何にもなりゃしないのに。

とりあえず、風呂入って寝なきゃなぁ。