足立裕志が企業研修についてご紹介するブログ、今回は「企業研修「キツイ」「合わない」と感じた際のアプローチ」の後編。主催者側である上司が心がける点について、話をしていきたいと思います。
新入社員の皆さんが研修をきついと感じる要因はある程度予測することができます。あらかじめ主催者側が考慮して参加者のモチベーション低下を防ぎ、効果的な研修を行いましょう。

研修内容で「仲間」を作りやすくする
研修内容には、チームワークで行うタスクを組み込んでおきましょう。これは人間関係を構築しやすくするため。相談したり、一緒に励む仲間ができるとモチベーションはアップします。

詰め込みすぎない、余白をしっかり確保する
新入社員研修はあまり内容を詰め込みすぎず「アウトプット」の時間をある程度設けるようにしましょう。追加説明、復習、チームディスカッションなどを適宜行えるスケジュールにしておきます。

休憩は臨機応変に
上の内容とも似ていますが、研修では適度な休憩時間を適度な間隔で設けておかねばなりません。人は約90分程度しか集中力がキープできないとされています。
また、講師や話し手はつい自分のペースで気持ちよく話し込んでしまう傾向がありますが、聞き手すなわち受講者からすると苦痛な場合も。研修中は、新入社員の様子をみて休憩時間を増やすなど、臨機応変な対応を心がけてください。

「褒める目線」で見守って
「できない」が当然の新入社員の皆さんには、できるだけ「できた」ことを評価するように気を付けてあげましょう。誰だって否定されるとモチベーションが下がり、褒められるとやる気もアップするものですよね。

できた点、優れている部分を伸ばすことで、モチベーションを高め、本人の能力をさらに引き出せるのだと覚えておいてください。

いかがだったでしょうか。
新人研修は参加する方だけでなく、主催者側も大変なもの。ですが、良い研修はその後にはしっかりと結束が固まり、スキルアップだけでなく参加者の人となりをも成長させるものです。
教えたいことをただ一方的に詰め込むのではなく、時に参加者がリフレッシュできる環境をも整えて、「受けてよかった」と言ってもらえる、実のある研修を開催するようにしてくださいね!