令和7年12月14日(日)葛飾区を中心に「車いす講座」を行っている下山様に「はじめてのボランティア~車いすからみえること~」をご講義していただきました。
下山様は、車の追突事故を境に、首から下の感覚を失うことになったそうです。
事故にあった翌日に目が覚めて、医師から自分でできることは「呼吸と瞬きのみ」と・・・それから1年半の入院期間中にリハビリに励み退院。運動機能など思うように使えない日々の生活で困ることを伝えてくれました。
毎日土手を車いすで散歩することを日課にしているそうです。身体を動さないと拘縮してしまうため、車いすで散歩しています。
散歩中に困ること、
1 土手に犬の糞が始末されていないことがある。
今年は5回も車いすで踏んでしまったそうです。犬の糞がついた時は、家に入る前に家族の協力を得て徹底的に拭き取る作業が出るため自分も家族もとても大変です。
2 歩道に割れた瓶がある。
ガラスの破片でタイヤがパンクしてしまう。パンクしてしまうと修理には、時間と申請などの手間もかかる。
3 タバコのポイ捨て。
雨などで降った水たまりにニコチンが浸ると、手や腕を通して服に付着してしまい、洗っても洋服の臭いが消えにくい。
4 外出する際にエレベーターが混雑している時。
なかなか乗れない。みんな急いでいるため、譲ってもらえないときがある。
5 飲食店で入店拒否されることがある。
店舗が狭い場所は断られてしまうことがある。箸が使えないため、フォークなどを用意している店舗が少ないなど。
6 買い物は、狭い店舗は行けない。
たくさん物が陳列されている店舗は魅力的であるが、通路が狭いため、物を倒してしまうことにつながるため行くことが難しい。
7 公共交通機関
駅の券売機は、手が届かない。健常者には便利な荷物置き場が、車いすユーザーには障壁につながってしまう。バスや電車に乗る際に、職員にサポートしてもらうと、急いでいる乗客から、「早くしろよ」と心無い言葉を浴びることもあるそうです。
障がいがあることで、立ちはだかるバリア「物理的」、「制度的」、「慣れ」、「こころ」。
下山様の話は、これからの社会、自分に何ができるかを問われたように感じました。
講義後は、参加者と車いす体験を行いました。初めて車いす操作をされた方も慣れている方もみんなで、総合ボランティアセンター周辺の道を車いすに乗る人、押す人にわかれて体験しました。思ったよりも道がデコボコ、坂がある、道が狭いなどを体感しました。

