3月4日(金)第42回新型コロナウイルス対策本部を開催しました。はじめに、直近の感染状況、ワクチン接種状況についてヒアリングを行いました。全国の新規感染者数は減少傾向ではあるものの、重症者数と死亡者数は高止まりしている状況であり、また昨年夏はワクチン接種の加速に伴い継続的な減少傾向がみられたが、今回の減少が緩慢であることから、しばらくの間は新規感染者数が高いレベルで推移していくとの見立てが報告されました。3回目ワクチン接種については、高齢者(65歳以上)では55.8%まで上がってきているものの、全年代としては22.2%であり、足立は3回目のワクチン接種が進んでいないことが、感染をおさえられていない大きな原因であると述べました。つづいて、前回会議からの質問として、メルク社(一般名:モルヌピラビル)、ファイザー社(一般名:ニルマトレルビル/リトナビル)、塩野義製薬の経口薬について、他の薬との飲み合わせについてヒアリングを行いました。モルヌピラビルは、妊婦または妊娠の可能性がある女性に対してのみ禁忌となっていますが、ニルマトレルビル/リトナビルについては多くの禁忌薬剤があり注意が必要とのことでした。また塩野義製薬の経口薬については、条件付承認に対して現在審査中とのことで、詳細の返答は行われませんでした。この日は新たに、分科会でまん延等重点措置の解除を進言した委員がいたということについて、ワクチン4回目の接種への見通しについて、ワクチンに「感染予防効果」があるのかどうか、等の質問が行われました。