本日は釘打ち施工タイプの窯業サイディングのお話です!(^^)!

 

窯業サイディングの薄物と呼ばれる厚さ12㎜(~2007まで)・14㎜(2008年~)は基本的には窯業サイディング正面から455㎜の働きに対して釘を 上・中・下 を3本留め付けます。(15㎜以上でも場合寄って釘留めの場合があります)

 

ここで重要なのですが「窯業サイディングは張った後でも ”伸縮” します!」

 

メーカー公表値ですと、±2㎜ (本当はもう少し少なそうですが・・・)

 

つまり上下・左右各方向に最大4㎜伸縮するわけです。

 

当然なのですが、「釘をあんまり端部に打つと、この ”伸縮” によって本体が割れてしまうのです」

 

だいたいメーカーの施工マニュアルでは「各端部から20~30㎜離しなさい」となっています。

 

ですが現実問題結構多いのが下に写真の様に、端部から5㎜くらいとかで打ってしまって、施工後数年でおそらく割れているはずです(-_-メ)

 

また、この釘留めだいたい「釘打ち機で留め付けます」本当はやらないように書かれているのですが・・

 

やってはいけない理由は「釘打ち機で釘留めすると、空気圧が強すぎると釘を止めたときに本体が割れてしまうから」なのです。

 

下の写真の下段左の写真の割れがそうですね!

 

なので「実は釘打ち機で留め付けるときは、空気圧をやや緩めにしておき釘頭が浮いた状態で留め付けて、あとからポンチという工具で釘を最終的に締め付ける」方法が多いのですが、そのポンチでの締め忘れで浮いている場合があります!

 

下の写真の下段右の写真の浮きがそうですね!

 

この現象は既存サイディングで散見しますので、現場診断の参考にしていただければ幸いです。

 

受注者(リフォーム会社)、発注者(お施主様)ともに正しい知識を持ていただくように今後も情報を発信していきます。

 

それでは素敵な1日を!(^^)!

 

 

ホームページエーシャギートップ (bros001.net)