川島織物。 | あだちまり日和

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和紙あかり作家のライフスタイル。
  日々の工夫や暮らし・食事や子育てのことなどを綴っていきます。

気づけば隣の部屋が、荷物置きみたいになって、この休みにクローゼットなど整理しています。

いろいろ懐かしいものが出てきました。

川島織物のテキスタイルスクールの短期のワークショップに通っていた時のもの。


まぁ、その前年の個展でちょっとした出来事があり、作品とは関係ないんですが…

その後、作品をつくるモチベーションがあがらず、カラダを整えようと、半年ジムに通ったり、かなりしんどかった時期でもあります。


半年たった頃に、どうにもこうにもしんどい状況から抜け出すことができず、そんな時、たまたま機織りをされている方のドキュメンタリーを見て、糸繰りをされている様子に何故だか心が惹かれ、

次の日には機織りができるスクールはないかと調べ、


次の月には叡山電車の鞍馬の一つ前の市原にある川島織物テキスタイルスクールのベーシックと組織科のワークショップに通いはじめました。


短期間なので、北海道から九州あたりまで、

スクール校内の宿泊施設を利用して受けられる方もたくさんいらっしゃって、それも60代、70代の方も意欲的にバリバリ受けられていたり、


関東方面の方も、京都の美大の通信を受けながら、こちらでオフラインの授業を受けておられたり、

しかも仕事をしながら…


年齢なんて全然関係なくて、

人生はまだまだこれからなんだ、と

その人たちの情熱に圧倒されて、

こちらは謙虚になるしかなく、豊かさや元気をたくさんもらいました。


社会で女性を傷つけるのは、必ずしも男性だけではなく、女性だということがある。

互いに思いやる気持ちをもてば、理解はできなくても、違いは理解することはできて、発する言葉も違ってくると思うんです。


ならば私は誰かにとって、人を元気にし、笑顔になれる人でありたいと思うし、

意図しなくても誰かに(こどもにだって)、悪かったと思う時には、ちゃんと謝れる人でもありたいと思う。


このスクールで出会った皆は元気で笑顔。

背中でいっぱい教えていただきました。


そして授業の最終日には、学校から

携帯で大阪のギャラリーに電話をして個展の日程を予約したのを今でも鮮明に覚えています。


山や自然に囲まれたこの学校は、

ほんとうに心地よかった!


その後、このスクールのOBの方でつくるクラブの会報の編集作業を少しの期間お手伝いしていたことがあるのですが、

編集をする人がなく、クラブ存亡の危機ということで、私はこういう会がなくなるのはもったいないし、何かお手伝いができるなら…と志願して活動に参加させていただくことになりました。


毎月、会員の方の個展情報や、美術館の展覧会、

先生のコラムなどを私の家に月一まとめて送ってこられて、それをコピーして切り貼りしたり、PCで書いたり、それをまとめて印刷屋さんで写真分解していただくという、超ハイブリッドな入稿方法(笑)

伊勢への旅


はじめての挨拶文


記事が埋まらない時は、私も展覧会に行って感想を書いたり、毎月、学校の先生と、クラブの役員の方々と、袋詰めをしたり、次回に載せる内容の打ち合わせしたり、


織物はその時も、

今も全くの初心者状態ですが(笑)

ここで関わったヒト、経験、見たこと、感じたことは、それ以降の私の人生に大きく影響し、一生のタカラモノになっているような気がします。