近大マグロ。 | あだちまり日和

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和紙あかり作家のライフスタイル。
  日々の工夫や暮らし・食事や子育てのことなどを綴っていきます。

その日ニュースで近大マグロの特集をしていました。

ちまたで有名な近畿大学による完全養殖のマグロ。

旨み成分などの検査では、天然のマグロとの違いはほとんどわからないようで、

銀座でもこのマグロのお店が開業したらしい・・・。


確か大阪駅のグランフロントでも近大マグロのランチでは行列をなしていたような・・・。

その時はスルーし、友人と別のお店でランチしました。

私はどんなに美味しいというものでも並んでまで食べたいとは思わない方で・・・。

(そこは相棒とも一致)

基本的にモラルやルールとして並ぶということは別にして、

大行列に並んでまで食べるというのはなんとなく粋じゃないような気がするのである。


なので、一人でお茶する時でも、満席でぎゅうぎゅうの流行りのカフェよりも、

どちらかといえば席に余裕のあるカフェや純喫茶という方が私は好き。

まぁ、昔ながらの純喫茶というところは、

珈琲が美味しいのも魅力のひとつにはなっていると思う。


という訳で、その日のランチで並ばなかった近大マグロも、

意外に身近なところで食べることができたのは、必然だったのかも???

相棒いきつけのお店の料理人がマグロを1本仕入れ、

客人にふるまったことがキッカケなのだが、今年は大きかったので、

家にも御土産として持って帰ってきてくれたのだった。

だいぶ食べたところで写真をカシャ!!

(本当は素晴らしい盛り付けだったのですが、あまりにも美味しそうだったので

先に食べてしまいました・・・にひひ


たまたま父と母が体調が悪かった私の見舞いにきていたこともあって、

近大マグロとともに一緒に晩餐することになった。

「なんだか早めの忘年会みたいだね~」なんて言いながら

私が今年初の春鹿の酒粕でつくった粕汁に

母が作ってくれた高野豆腐やイカと里芋の煮付け、出し巻き卵などと一緒に

久しぶりの親子水入らずの夜を楽しんだ・・・。


ここ数日、カラダが悲鳴をあげていたせいもあったので、

年末までの間にやるべき事の一切から切り離した生活をしていた。

テレビも携帯もパソコンも作品もレポートもすべてシャットダウン。

カラダが言うことを聞かないのでそうせざるを得なかった訳だが、

思いがけずシンプルな生活をしたおかげで、カラダとは裏腹に

とても身軽な心を保つことができたのはよい経験になったと思う。

しがらみをほどくということが、健康を損ねた時だけではなく、元気な時でも

それを実行する勇気があればなぁ・・・などと、マグロをまえにいろいろ考える。

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現在は日本食ブーム、そして世界無形文化遺産に日本食が選ばれたわけですが、

近年、マグロの需要増にともない乱獲がされている状況があり、

こういう技術は日本ならではだなぁと感心していましたが、ただその一方で、

”食”が果たして必要以上にグローバルになるメリットがあるのかどうか、

それぞれの国や地域の人々にとって、環境にあわせて耐えうる必要な食の形態が

脈々と育まれてきたという背景も同時に理解したうえで、

(飽食・多種食の時代に)私達ひとりひとりが

“食べること”についてきちんと向き合うことが、

これからより一層大切になってくるのではないだろうか・・・?などと、

回遊魚のマグロのようにぐるぐる考えを巡らせていた。

食べられる魚の気持ちになることも、残された海の中の家族や環境のことも、

食べすぎによる健康被害のことも多少なりとも頭の隅においておくことも大切で、

世界文化遺産に指定されたことをただ喜んでいるだけでは、日本食のこれからも

危ぶまれるんじゃないかなぁというのが率直な感想です。
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しかしながらこの日のマグロには罪はないので、美味しくいただくことにしましたにひひキラキラ

シャリの部分には黒ゴマが混ぜてあり、とてもいいアクセントになっています。

さすが!!

板さん、またランチ行きますね~。


この日の晩餐にはやはり美味しいお酒と・・・。

奈良の今西家書院の雅楽のコンサートの帰りに立ち寄った春鹿で購入した、

生酒、春鹿しぼりばな(これは私)

冷蔵庫でしっかり冷やした生酒は、

口に含んだ瞬間、さわやかでフルーティーな味あじわいが広がります。
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超辛口の原酒 鬼斬(これは相棒用)

アルコール18度 きりっとした辛さで、喉にぐぐっとくるところが良いそう。
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なにはともあれ、この日はちょっぴり早い我が家のプチ忘年会とあいなりましたにひひアップ

マグロくん有難う!!