遅れましたが 先日司会をさせて頂いた

東京ニュース通信社さん主宰の映画「重力ピエロ」の試写会の感想をばーべーっだ!



最近続々と映画化される伊坂幸太郎の注目作。

なんせ加瀬亮さんの その人にしか見えない!役作りが大好きで

めちゃ楽しみにしていました。


「二階から春が落ちてきた」


印象的な台詞から始まりは きっと小説の冒頭なんだろうなぁと。

それから描き出される 幼い頃に母を亡くした泉水と春、

二人の兄弟と父の話。

連続放火事件と落書き、遺伝子のミステリー。



感想は…「も、一回観たい!」


ネタバレのため多くは書けないんだけれども


あとからガンジー好きのクールな春の台詞が効いてくる。

「本当に深刻な事は陽気に伝えるべきなんだ」

「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ。」

とか。

うわわぁー。ってなって 事実を知った上で 

も、一回その台詞を言うシーンが観たいっ!て。

 

最初は春役の岡田君を見てて 男前だけど感情表現のヒダが少ないかもと

感じていたのだがっ

それは違ったーー。

おそらく完璧に春を体現していたっ。

まだ20歳の岡田将生君 すげぇ。目


もちろん加瀬さんも相変わらず素敵でした。

男前の弟を持つ冴えない、優しい兄。

こういう役は加瀬さん多いなぁグッド!

(「TVブロス」の対談インタビューで 実の弟の友達に映画とかみて

「すげーいいひとぶってますよね」って言われるってのは笑った。

《いい人》も大変なんすね。)


原作を読んでる方の感想も 春、泉水のキャスティングはバッチリみたい。


小日向さんも良かった~。

すんごいシリアスな話を「そんなスッと言っちゃう?」

みたいな父。でも愛に満ち溢れてて。

一見 頼りなさそうなんだけど芯が強くて。


「だからお前は俺の子供だ。」

おぉお 深いですよ。台詞が色々と。


こんな両親に育てられたから この兄弟なんだ、と。


母役の鈴木京香さんもあの笑顔だけで説得させていたなぁ。

時間に限りがある映画でだから監督さんの腕か…。


人からみたら奇妙でも

究極の家族の姿。


いやいや ほんともう一度観たいーー。

細やかな伏線を確認したいー。


原作も読んでみよう。

映画では入りきらなかった いろんな薀蓄があるようだし

この空気感を味わった後に読んだらなおさら面白そうだわっ。

あだっちは「ゴールデンスランバー」しか読んでないんだけれども

伊坂さんの爽快感のあるミステリーさ良いもんなぁ。

登場人物 かっこいいしドキドキ



最後に あだっちが個人的に気になったところをご紹介…得意げ


★展覧会でのいじめっこの母 もちっとイイ芝居してっ。

★渡部さんなんで加瀬君撮影してんの?普通の演出で良かったんじゃ…。

★泉水子供役の子の ガリメガネ×声変り くんの二階建てベットからの

 弟を思っての子供らしい言葉遊び 最後はホラーくらい顔怖かった(笑)

☆夏子さんの見切れ写真表情さいこー。

☆小日向さんの着カツラはイケテル(?)

などなど。

賛成、反対意見聞かせてくださーい。