前回の診察から週末まで、僕たちはごく平穏に過ごしました。

妻が行きたいと言った街へ一緒に行き、

妻が食べたいと言った物を一緒に食べました。

もちろんお酒や生ものは禁止なので、その手のメニューは対象外。

妻はそれを少しだけ残念そうにしていました。

 

妻は、努めておなかの子のことは何も言わず、

意識しているのはありありとわかりました。

もちろんそれは僕も同じことです。

 

夜になると、妻が眠りに落ちたことを確認して

SNS等で「6w2d」「6w4d」などと検索したりしました。

全体的にはポジティブな検索結果は少なく思え、

余計不安になってやめておけばよかったと思ったりしました。

 

そしてどうにか不安に抗い週末を乗り越え迎えた診察の日。

心拍確認できました。

ここまでは順調だということです。

 

妻から連絡をもらったとき、僕は仕事中でしたが少し席を外して

(管理職になってよかったと、このとき初めて思いました)

誰もいない部屋へ行き、ため息のような深呼吸をしました。

 

アメブロのこのカテゴリーに何年か居させてもらって、

途中で育たなかったりするケースが少なくないこともよく承知しています。

それでも、心拍の確認に至ったのは初めてのことで、連絡をもらったとき

強いんだなあと思いました。

それは妻のことだったのか、

妻の胎内で育ってくれた子のことだったのか、

たぶんその両方なのでしょう。

 

すぐに希望の産科で検診手続をすることになりました。

お酒や生ものは、もうしばらく我慢することになりそうです。