僕らは早くから、妻が妊娠した場合には出生前診断を受けること、
そしてその結果が芳しくなければその子は諦めることを決めていました。
妻に両親は既に亡く、僕も母を亡くし病身の父しかいないため、
子育てにあたり親族の助力を得ることが全くできないからです。
仕事を減らしたり転職して時間を作ることは、ローンもあり現実的ではなく
この件についてはどちらからともなく話が始まり意見が一致しました。
しかし特に女性の場合、障害があったとしても
自らの胎内で育っていく子どもに愛情が芽生えるというのは良く聞く話。
僕も妻も若くなく、出生前診断で望まない結果が出ることも覚悟していました。
そうなったときに妻の考えが翻るようなことがあったら、
自分はどうするべきか・・・実際に出産する女性の意見を尊重するべきか、
そんなことを考えているうちにNIPTの結果が出て陰性と判定されました。
ひとまずほっとしましたが、今後もどんなことがあるかわからず
健康に生まれてきてくれることを願うばかりです。
現在は安定期に入り、胎動を感じることも増えてきたそうです。
僕自身はエコー写真を見てもまだピンと来ないところがありますが、
ここまでは医師の言うとおり順調と言っていいのかなと思っています。