南アランドらしい動き
昨夜のNYエンドで、ZAR/円が急降下した。
【ZAR/円 60分足チャート】
ここ数日のレンジ下限である、16.90あたりから見ると、瞬間的に付けた16.43は
16.90-16.43=0.47 97%
数字だけ見ると、小さく見えるがドル円に当てはめると、
115.78×97%=112.31
115.78-112.31=3.47円
となる。
円単位の下落どころではない。
ランド円は、高金利につられて、安易にキャリートレードをしていると、とても危険な通貨である。
とても危険どころか、殺人通貨とでも称した方が判り易い。
SWP派にとって、一番重要なことは急な下落で退場に追い込まれないことだ。
急な下落がどこで止まるかナンゾは、誰にもわからない。
先進国通貨なら、価値ゼロになるリスクは極めて小さいと判断して良いだろう。
しかし、国情が安定していない南アフリカは、国自体が滅んでしまう可能性すらある。
この場合は、価値ゼロであり、レバレッジをかけて投資している場合は、莫大な借金だけが残る。
(強制ロスカットという安全弁はある)
私にとって、今は投資の初期段階だ。
初期段階で、リスクを取ってでも買い下がることが出来れば、後は低リスク、ミドルリターンで運用すれば良い。
南アランドが暴れ馬であることは、想定内である。
9.0円になっても耐えられる範囲の投資にしていることで、自分なりのリスク管理をしている。
過去最低水準である、9.0円で止まらない時は、マーケットが南アフリカ共和国の終焉を宣言したことになる。
この時は、潔く撤退する。
私は南アが滅びると思ってはいない。
むしろ、逆に明るい将来が待っていると認識している。
投資初期段階での下げは、むしろ歓迎である。
【通貨別SWP一覧】
86fukのポジションは、3,759円/日のSWPをもたらす。
【SWP+含み損益】
含み益も何とか維持している。
含み益の維持は、15円台でエントリしたお宝ポジを利確しなかったお陰だ。
下落時に退場しないのは当たり前だが、1円の下落毎に一定の金額を決めて追加できるか否かが
SWP派として成功できるかの鍵となる。
昨夜の下落は、ランド円の場合、普通である。
この程度の下げでは、追加ナンゾできない。
下落を続けている時に、追加エントリするのは恐怖である。
恐怖に打ち勝って、追加する。
次のエントリポイントは、かなり下で待ち受けている。
自分で決めたポイントに届かなければ、それはそれで良い。
有り難く、毎日のSWPをチャリンチャリンと頂戴する。