投機か投資か?
南アランドへの投資は、リスクが大きい。
特にFXでのZAR/円投資は、レバレッジがかかる分だけ、よりハイリスクとなる。
昨夜の、NYエンドでZAR/円は、16.75で引けた。
ZAR/円は単価が安いだけに、1円動くと6%の変動となる。
サプライズか起きた、ポンドのクロス円、GBP/円218.28に当てはめると、13円の値幅になる。
こんな大幅な振れは、そんなにない筈なのだがZAR/円は、この数ヶ月で軽く4円の変動があった。
USD/円114.43に当てはめると、ZAR円1円の変動は、USD換算、6.9円の値幅になる。
投機を通り越して、自殺投資とでも呼びたくなる。
数ヶ月前の水準が、19円台で最近の安値15円台と同じ値幅で更に下落すると、11円台になる。
2001年に付けた、9円台を思えば有り得る値段である。
今後、損切りをしないと決めると、ここら当り迄の下落を覚悟して資金計画を立てないと、単なるオバカさん
になってしまう。
どの程度の資金計画が必要なのか、Excelシートで試算した。
【2ケ月毎に、0.5円の下落が、2008年2月迄続くケース】
・15円台から、0.5円キザミの下落が続く毎に、50,000単位づつ買い下がる。
・2008.04から反転を始め、上昇時も同じく50,000づつ買い上がる。
・ワールドカップ開催年の2010年に、18円の水準に戻る。
途中経過において、最大の含み損は、5,032,500円となる。
しかし、SWPの累積分を差し引くと、3,412,500円の含み損となる。
この含み損に耐える資金と、精神力が必要だ。
このシナリオが、最悪のケースではない。
私の場合は、含み損を耐えられても、上昇時のチキンな利確が怖い。
トータル損益のプラ転と同時に、脱兎の如く離脱しないか心配だ。
南アは、
・政情不安定
・エイズの感染者比率がとても多い
・南アランドの高騰は、貿易収支の悪化を招く
など、ZAR/円が上がる要素は少ないと言う根拠は多い。
金利が高いのは、それなりの理由がある。
リスク管理はしっかりとせねばならない。