携帯電話⑤901iS使い倒しメモ3(電子認証サービス)
ドコモのMOVA端末、prosolidはまさしく携帯「電話」であった。
これは、携帯「電話」の傑作であった。
電話なので、iアプリはないし、デジカメも付かない。
従って、軽いので持ち歩きにすこぶる具合が良かった。
この点、SH901iSは重いしゴツイ。
この端末は、携帯電話で「も」ある。
携帯型情報機器と認識すべきだろう。
「携帯」性で、prosolidと比較したら可哀想だ。
私がオサイフケータイを初めて手にしたのは、平成16年7月だ。
N900iS→P506iCだった。
これからは、キャッシュレスだとご機嫌だった。
当時は、チケットレスで航空機にも搭乗できるとの触れ込みだった。
期待はことごとく裏切られた。
早すぎたので、インフラが間に合っていなかった。
今回は、JALもANAも準備完了。
早速登録した。
これからの活用が楽しみだが本当の便利は、「認証サービス」にある。
今度の新端末は、無料で「FirstPass」というユーザー証明書を取得できる。
まだ、世間でなじみがないサービスだが、このインフラを使うと電子取引が飛躍的に増大する。
WEBの世界は「成りすまし」や「匿名」が多い。
従って、インターネット取引はWEBで完結出来ないのだ。
相手が誰だか解らないと、取引は成立しない。
かといって、個人情報を他人に知られたくない。
ダイエット食品や便秘薬、増毛剤などは密かに買いたい。
「FirstPass」とは本来、FOMA端末の正統な所有者証明なのだが、認証サービスは、匿名購入「も」可能になる。
匿名でも、売る側は「本人証明済」との情報が入手できる。
ドコモは、いち早くこの認証サービスでデファクトスタンダードを握ろうとしている。
この認証が収納されているのが、IC(スマート)カードだ。
認証と決済があれば、物流は安心して付いてくる。
ドコモの新端末は、決済(フェリカ)も内臓されている。
今やっと、ユビキタスは実用の入口にタッチした。