今回は、3月29日に行われた開幕戦の振り返りを行う。試合の方は、1-0でライオンズが勝利した。

 得点 西武 8回 外崎 タイムリー3ベース(1)

 責任投手 勝 今井  負 早川 セーブ アブレイユ

 継投 西武 今井(7)‐甲斐野(1)‐アブレイユ(1)

     楽天 早川(7.2)‐宋(0.1)‐渡辺(1)

 

 野手陣の振り返り

 野手陣に関しては、8安打1得点とチャンスをものにできなかったという印象を受けるかもしれないが、早川選手の投球術が優ったというのが正しいと僕は考える。所々甘いボールはあったものの球種を多彩に使い分けていた点においてはやはりいいピッチャーだと相手を褒めるしかない。その中で、ブランドン選手の2安打はかなり良いアピールができただろう。また、8回の外崎選手のタイムリーも落ち切らなかったフォークをしっかりと前でさばいて素晴らしいバッティングだった。このようなヒットを量産できると自ずと打率も長打率も上がるだろう。

 ただ、欲を言えば、9回のチャンスをものにできたら、さらに勢いがつく勝利になっただろう。

 

 投手陣の振り返り

 今井選手は、7回116球、被安打2・三振11・四死球1・失点・自責0の内容だった。正直、何も言うことがないくらい素晴らしい。スライダーの使い分けも絶妙でなおかつストレートの威力も抜群で本当に素晴らしかった。球数は少し多かったもののそれはいつも通りであり、球数をかけても相手を抑えるスタンスは彼のスタイルであるので無理に矯正する必要はないだろう。いずれにせよ、本当に素晴らしいピッチングだった。

 甲斐野選手は、1回19球、被安打1・三振2・四死球1・失点・自責0の内容だった。2アウトからヒットとフォアボールでピンチを招いたものの、ピンチの場面でも投げ急ぎせずに時間をかけてもいいから着実にアウトを取ろうとする意識が見受けられた。おそらく、24日のヤクルト戦で出た課題を克服することに努めたのではないだろうか。ピッチングとしては、ストレートとフォークの組み立てが絶妙で結果以上に内容はよかったと僕は思っている。

 アブレイユ選手は、1回12球、被安打1・の内容だった。先頭打者にヒットを打たれたものの後続は力強いストレートでねじ伏せていて内容はよかったと思う。