やっちまいましたね。。
まさかスコアレスドローとは。。

昨日のサッカーW杯2次予選初戦 
日本VSシンガポール

FIFAランキングでいうと遥か彼方(128位くらい?)の
シンガポール相手に1点もとれずとは。

「ありえねぇ~」と声を荒らげたのは
日本国民の半分はいたはず。

とはいえ、昨日の試合はシンガポールの作戦勝ちというところか。

徹底的にガードを固め、1点取られるまでは絶対にガードを空けない
典型的な弱者の戦略で、90分間徹底的に守りぬいた。

これがボクシングだとレフェリーに注意されるし、観客のブーイングを
浴びるところだが、サッカーの場合はアウェーでの戦略、
相手との力に差がある場合の戦略としてむしろセオリーだ。

世界中のサッカー選手がこの日の為にやっているといっても
過言ではないW杯の予選ある。

各国が120%の本気度で臨んでくるから簡単な試合は無い。

シンガポールはところどころであからさまな時間稼ぎはあったものの、
汚いファウルとか無しに引き分けに持ち込んだの
だから、むしろFIFAランキングより強かったんだと考えるほうが
妥当なんだろう。(前の試合は快勝だったらしいし。)

これが南米あたりだと、弱者は見えないところで何でもあり
泥試合に持ち込んだりして、ブラジルやアルゼンチンはいつも
苦しめられていた。
(そうえいば最近そういうドロドロした試合は見かけないなぁ。)

翻って我らが日本代表はというと、
まさに「上から目線」で、いけいけの攻めを見せていた。

ハリルホジッチ新監督の超攻撃型布陣は、序盤こそ、
機能しているかのように見え、開始数十秒で初シュートを
見せるなど、大量得点を予感させる攻撃で始まった。

結果的にはそれがまずかったのかもしれない。
選手たちは明らかに「いける!」と思ったはずだし、
観戦している自分も実際そう思った。

それを阻んだのがシンガポールのGKだった。

シンガポールの選手たちは日本がかさにかかって
攻めてくることは、重々承知だったろうし、
周到に準備していたであろうことは、15分も
見ているとよくわかった。

なかでもGKの彼は「今日は自分のセーブが試合を分ける」
と考えていたはずで、実際その通りになった。

つまり、シンガポールの選手にとっては昨日の
試合展開はまるっきり想定通りで唯一の戦術
だったわけで、そのための練習とイメージトレーニングを
積んできたはずで、それが現実となったわけだ。

つまりそれしかできないことを全員が共有できていて、
その上全員が覚悟することができたから強かったとも言える。

という中でこうなる事も重々承知のはず
日本代表は、突き破れそうで破れない
シンガポールのディフェンスに焦りを募らせていく。

もっと強い相手だったら、「やっぱ正面突破は無理か
ってことでもっと機敏に戦術を変更できたのかもしれ
ないが、なんせ相手はシンガポールである。

ハリル(でいいよね、面倒だし。。)の指示が
「正面からぶっ壊せ!」的な指示だったことは
容易に想像がつき、シンガポール相手にその戦術を
変更することは選手のプライドが許さなかったか、
又は弱気になるなと監督に責められるであろうとの
懸念があったのではないかと推察する。

いずれにせよ日本は数々のチャンスを逃した
しょうもない試合、シンガポールは数々のピンチを
凌ぎ切った会心の試合で勢いづいていくだろうが、
サッカーは面白いもので立場が逆になるシンガポール
ホームでどんな試合になるか今から楽しみ。 

ホームだから多少は攻撃しないとブーイング
浴びちゃう
からね。

まぁ予選は長い、山あり谷ありがないと
面白くないからね
こんなことは日常茶飯事だから、
最後まで楽しませてもらいましょう。

フォルツァ!
ハリルJAPAN!