平成18年の不正アクセス認知数は946件、検挙数は703件
総務省 は22日、
不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況
を発表しました
公表内容としては以下の2つです
1.平成18年1月1日から平成18年12月31日までの不正アクセス行為
1.によると、
「平成18年中の不正アクセス行為の認知件数は946件で、前年と比べ、354件増加」
「平成18年中における不正アクセス禁止法違反の検挙件数は703件、検挙人員は130人
と、前年と比べ、それぞれ426件、14人増加した」
そうです
不正アクセスの手口としては、
・フィッシングサイトを開設して識別符号(IDやパスワードなど)を入手したもの:220件
・スパイウェア等の不正なプログラムを使用して識別符号を入手したもの:197件
などの高度なコンピュータ技術を悪用したものが急増した一方、
・ID等から容易に推測されるパスワードが使用されていたなど利用権者のパスワードの
設定・管理の甘さにつけ込んだもの:178件
・識別符号を知り得る立場にあった元従業員、知人等によるもの:49件
・言葉巧みに利用権者から聞き出した又はのぞき見たもの(ソーシャルエンジニアリング):
20件
というあまり高度な技術を必要としないものも多いです
不正アクセス行為後の行為としては、
・インターネット・オークションの不正操作(他人になりすましての出品・入札等):593件
・オンラインゲームの不正操作(他人のアイテムの不正取得等):257件
・インターネットバンキングの不正送金:39件
・ホームページの改ざん・消去:32件
などがあったようです
近年手口が巧妙になっていますが、初歩的な手口を用いている場合も
多いので、今後対策が必要であると思います