皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日はある日の日常散歩での哀しいお話でございます。
いつものようにこむぎさんを連れ立っていつもの散歩に出かけました。
いつものようにこむぎさんが張りきって私の前を歩きます。
いつものように私達の散歩がスタートいたしました。
いつも富士山を眺めるスポットでございます。
当日はあいにく空がもやもやとしておりたので
1ヶ月前の綺麗に見えた富士山をご覧ください。
いつものようにリードを咥え小走りしております。
いつものようにこの場所に到着いたしました。
いつものように私を待ち構えております。
私の準備が整いますと、いつものようにリードを咥え、小走りし、
頭をブンブン振り回す獅子舞がいつものように始まります。
いつものように跳ね上がり、私にボディアタックをお見舞いいたします。
いつものように柴ワンコさんが元気な声でわんわんわん
いつものように動きがとまります。それが散歩のリスタートでございます。
いつものようにこむぎさんがいつもの場所に誘います。
いつものように富士山の湧水のせせらぎで楽しげに時間を費やすのでございます。
ただ…いつもと違いましたのは、風が強い日でございました。
私の被っていた帽子が何度となく風で飛ばされそうになりました。
帽子が風に飛ばされないように、必死で手で押さえましたが…
やはり自然の摂理にはかないません。
私の帽子はとうとう風に飛ばされたのでございます。
なぜ自然はこうも厳しいものなのでしょうか?
なぜ自然は私の一部を切り離したのでしょうか?
私は常日頃、日焼けしないように冬でも帽子を被っております。
帽子は私の一部なのでございます。なのになのに…
帽子を被らない私はただの私…
どうして神は私に試練を与えるのでしょうか?
帽子は私の手からするりと抜け、こむぎさんの元へ…
「返してください!返してください!」と懇願しても彼女には届きません
彼女は私の帽子を奪うことで優越感に浸るのです。
哀しいかな…誰も彼女を止めることはできないのです。
それがたとえ彼女の好きなこむぱぱでも…
お願いだから返して~
無情にも私の声が響くだけ…
お願いだから返して~
知らない人が振り返る…
知らない人が見たら「馬鹿な飼い主が飼い犬におちょくられてる」と思うはず。
事の成り行きを知らない人は彼女を見て「あらぁかわいいわんちゃん
」
と思うはずでございます。
何故?何故?何故?
世の中は戯言ばかり…私の言葉も戯言ばかり…
でも、こむぎさん。あなたはいつも「おしっこ出る出る」の常習犯。
「おしっこ出る出る」と甘えた声をだして私達を騙す罪深い子。
出る出る詐欺師なのでございます。
親の駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
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by こむぎ