ナナちゃん人形の存続決定。関係者のコメントから見えるその存在価値
名古屋駅の名鉄百貨店前に立つナナちゃん人形。ユニークな衣裳や演出の際には人だかりができる。
写真は昨年7月、初めて両手を上げる演出の際の風景。(写真撮影/筆者)
名古屋のシンボル、ナナちゃん人形が今後も現在の場所で存続されることが発表されました。
名古屋駅の再開発にともない移動が予定されていましたが、開発計画の凍結で去就が不透明に。
しかし、当面は現状のまま“現役続行”することが正式に決まったのです。ナナちゃん人形は1973年に誕生。
名鉄百貨店の巨大マネキンとして様々な衣裳を身にまとい、近年は映えスポットとしても注目度が高まっていました。今後も変わらぬ姿を見られることに市民はひと安心。各社の報道から、ナナちゃん人形がいかに愛されている存在か探っていきましょう
ココがポイント
名鉄の広報担当者は「大型新人がやってきますね」
出典:朝日新聞 2026/2/10(火)
名鉄百貨店の広報部員の肩書きはなくなりますが、今後も広告媒体として活用されるということです
出典:メ〜テレ(名古屋テレビ) 2026/2/10(火)
「ナナちゃん」人形は、昭和48年から名古屋駅前のシンボル(中略)、駅前のにぎわいを維持するため、「現役を続行する」
出典:NHKニュース 2026/2/11(水)
これで駅前の風景は変わらず、みんながいつものナナちゃんに会えるようです。
出典:Yahoo!ジャパン 2026/2/11(水)
報道からうかがえるのは、ナナちゃん人形がひとつの人格として扱われていること。
「現役続行」「名鉄百貨店の広報部員」「百貨店の親会社である名鉄に移籍する」「配属先や業務は未定」。
極めつけは新たな所属先となる名鉄の広報担当者の「大型新人がやってきますね」というコメント。
ナナちゃん人形は名鉄グループにとって、人々とグループを結ぶなくてはならない一員であり、大切な街のシンボルであるという意識が伝わってきます。
名古屋駅の再開発の中断は地元にとって非常にショッキングなニュースで、現状まったく見通しはたっていないままです。
そんな中でわずかでも明るい話題を求める地元の人たちの思いが、ナナちゃん人形に託されているのかもしれません。

