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ad2sanの広告とコミュニケーション

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こんなニュースを見ました。


「クール・ジャパン」名目でAKB48を宣伝か グッズ売り場、バスなどで露出過剰とも


経済産業省がやっている、日本の地域産品やコンテンツを「クールジャパン」として産業化し、海外展開するための政府支援事業に関して、クールジャパンと称して、特定グループの宣伝活動に力が入り過ぎているのではないか」という論旨の記事です。


「クールジャパン」はアニメや漫画を筆頭に、世界で人気のある日本の文化、いわゆる「ソフトパワー」を積極的に売り出そうというプロジェクトです。


私はこのプロジェクトの規模や経緯に関して、詳しいわけではないし、AKB48のファンでもありませんが、この記事は非常に奇抜な視点を持っていると思います。


プロジェクトであれ、商品であれ、その認知目的でタレントを起用する場合、その宣伝活動を「タレント自体の宣伝活動に力を入れ過ぎている」と批判するのは妥当でしょうか。


勿論、CM起用によって、結果的にタレントの知名度がより上がったりすることは大いにあります。しかし、だからといって、株主が企業に対して「タレントの宣伝のために金を使うな!」と言う議論は聞いたことがありません。


常識的に考えて、デビューしたばかりとか、無名タレントではなく、むしろ現在国民的人気を誇るアイドルグループを宣伝に起用しようと考えるのは、大きなキャンペーンになればなるほど、理由の説明がつきやすいです。


タレント起用が決まれば、そのタレントを最大限利用して認知拡大を図ろうとするのはごく自然なことだと思えます。AKB48劇場がシンガポールにあるということも驚きですが、そういった施設があるならば、彼女達が宣伝しているクールジャパンのコンテンツ関連グッズ販売を使うのは、非常に合理的だと思います。むしろ使わないことがおかしいのではないでしょうか。


このニュースを発信しているメディア自体が影響力が少ないと思われる小さいメディアなので、批判しても意味はないかもしれませんが、「ネットで物議を醸している」で記事として取り上げる、「物議を醸す」レベルはどの程度なのでしょうか。何割、何人が物議を醸すとニュースになるのでしょうか。


確かにAKB48自体のマーケティングに関しては、商売っ気があり過ぎるという批判があり、その点に関しては私も同意できる部分があるのも確かです。だからといってこの論点は、ただ悪意をもってAKB48商売を批判なり国を批判したかっただけ、と推測してしまいます。


クールジャパンプロジェクト、どこで効果測定をするのか、費用対効果が難しいところだとは思いますが、意図は賛成なので色々楽しい企画をやって欲しいですね。


(繰り返しますが、私はAKB48のファンではありませんよw)