生活上のストレスが「うつ」の引き金になっていると よく言われています。

 

その中でも、喪失感や挫折感から「うつになった」と言われるクライエントさんが多いです。

 

しかし、失敗や挫折は人生につきものであり、よくないことが起こって気持ちが落ち込むことは

ごく自然な感情ですし、不健康なことではありません。

 

また、多くの人が生活の中でストレスを経験します。

 

なかには深刻なストレスを抱える人もいるでしょう。

 

ですが、それで全員が「うつ」に苦しむわけではありません。

 

ここに、「うつ」がストレスや喪失感や挫折感に対する反応であるとする説の問題点です。

 

でも、多くのクライエントさんは、ストレスや喪失感や挫折感により「うつ」になり、「うつのせい」で日常のさまざまな活動に参加できなくなっていると思っています。

 

人生を取り戻すためには、「うつ」を取り除くことだと信じています。

 

だから、「うつ」を治すのに薬物治療が最良の処方と考えて「薬を飲むだけ」の生活とか、憂うつな思考、嫌な記憶、辛い感傷の回避と引き金となる状況から回避するために良くなるまで「長期休養するだけ」という選択のみで対処してしまいます。

 

ところが残念ながら、このような常識的な方法では望む結果は得られません。

 

皮肉なことに、よかれと思っておこなっている「薬さえ飲んでいれば良くなる」や憂うつな思考、嫌な記憶、辛い感傷を抑制・排除・回避する行動が、実は「うつ」を酷くしており、むしろ悪化させているのです。

 

そこで、臨床行動分析では 「うつ」を別の見方をします。

 

「うつ」とは、生活上のなんらかの重要な点においてバランスを欠いた生活を送った結果なので、クライエントさんがストレスや喪失感や挫折感を感じたときの行動パターンがうまくいっていないというシグナルの視点で捉えます。

 

そのため 「うつ」は「かかる」ものではなく、「行っている」ものと考えます。

 

ただ、クライエントさんは、自ら「うつ」になろうとしていたわけではありません。

 

「うつ」はクライエントさんが幼少期から身につけてきた問題への対処の仕方=行動パターンに根ざしているので、意識して改善することができます。

 

「うつ」は、ストレスや喪失感や挫折感の問題から無条件に生じるわけでなく、問題への対処の仕方によって生じます。

 

「うつ」はクライエントさんの人生が順調にいっていないと教えてくれるシグナルなので、行動を変えろという呼びかけとして捉えます。

 

「うつ」から抜け出して人生を取り戻すには、「うつの罠」に気づき、「頭のなかの言語」の理論を知り、心理的柔軟性を高めるトレーニングをして、今までの「うつを行っている」行動パターンから新しい行動パターンに見直し習慣付けていくことで「うつ」から寛解させていきます。

 

 

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