認知症の症状がある人のご家族を介護していて,次のような感情を抱くことはありませんか?


認知症(脳の変性)だとわかっていても
⚫「なんで,そんなことも,わからないの💢」とイライラする

⚫何を言っても言うことを聞き入れてなくて,イライラする💢

⚫一生懸命に介護しているのに暴言を吐かれ,イライラする💢


⚫「徘徊をするのではないか」といつも気がかりで,気が安まらない😫


介護者が苛立ち、苦悩し、疲労困憊する原因は2つ。


①次に何が起こるかわからないという予期できないだめです。


そして常に気の許せないピリピリした神経がさらに苛立ち、苦悩し、疲労困憊へと追いやるのです。


毎日毎日このような状態が重なると、認知症の症状が、いつも起こっていると解釈してしまいがちになります。


②介護の負担感は,認知症の症状がある人に対する「期待(こうなってほしい,こうあってほしい)」と,いま目の前の事実である「実際の状態(症状)」とのギャップやズレから生じていることが多いのです。


いま目の前の事実を受け止められない(受け入れられない)のに、本心は「期待(こうなってほしい,こうあってほしい)」があるのに、「認知症だから・・・」と、介護者が抱く期待や苦悩に、無理やり蓋をしてしまうために、逆に期待や負の感情に支配されてしまうのです。


自分が描く理想通りに物事が動いて欲しいものなんですが、そうはいかないのが認知症介護です。

常に思い通りにはいかない、必ずギャップがあって当たり前、そしてイライラしてしまうことも当たり前という気持ちを持っていないと、疲れやイライラがたまっていきます。


つまり,介護をする方が,認知症をどのように「受け止めるか(受け容れるか)」、自分に湧いた情動をどのように「受け止めるか(受け容れるか)」によって,その負担感が軽くなることが臨床でわかっています。