先日、「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産一覧への登録勧告を受けたとのニュースを耳にしました。
この古墳群は堺市・羽曳野市・藤井寺市の3市にまたがる巨大なもので、古市や藤井寺周辺の地図をぱっと見ただけでも、前方後円墳のあの「鍵穴」のような特徴的な形を多く見つけることができます。
ですが、現存している古墳は当初の半数以下なのだそうです。なぜそこまで減ってしまったのかというと、実は戦後の宅地開発により破壊されてしまったからなのです。
今は古墳や貝塚といった遺構は文化財保護法によって文字通り保護されていますので、壊すことはもちろんできません。
また、もし建物を建てようとしている土地に遺構が埋まっていれば、少なくとも調査や発掘が終わるまでは工事を進められませんし、場合によっては土地の利用自体ができなくなる可能性もあります。
建物を建てる際には、その建物を利用する人の安全はもちろん、その土地の環境や景観、文化に至るまで、様々なものに対して責任を持たなければならないのだと考えさせられました。
↑古墳カレー
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