時期:11月

 

 ・・・はい。ということで、今日の話題はこれです。「粉雪」。

 

 「粉雪」は2ヶ月連続リリースの第二弾として、11月16日に発売されました。初めて聞いた時、

 

「今回はバラードかー。しんみりしているね。良い曲だけど、『蒼の世界』のほうが好きだなー。」

 

 と、感じていました。

 「蒼の世界」同様、シングルよりも先に着うたが配信されていたので、11月上旬に親に買ってもらいました。いつものように。

 

 でも、世間ではいつもと違うことが起こりました。

 

 売れたんです。全国的に。CD売上は累計80万枚以上、着うたの累計ダウンロード数は200万以上という、今までレミオロメンでは見たことがない数字、そして日本規模で見ても「売れている」と判断できるレベルの数字で売れたのです。

 というのも、「粉雪」はフジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」の挿入歌として起用され、ドラマが良かったことも相まって一気にブレイク。「レミオロメン」と「粉雪」は瞬く間に全国的に知られるようになりました。

 

 「粉雪」がロングセラーとなった当時、私は「売れた」という状況が把握できるような、できないような不思議な感覚に陥っていました。

 例えば、オリコンウィークリーチャートでは、毎週見るたびにトップ5入りが続いて戸惑ったことがあります。こんな感じだったでしょうか?

 

 1週目 「おっ、トップ5に入った!」

 2週目 「おお、いるねえ」

 3週目 「まだいるよー」

 4週目 「えっ?」

 5週目 「発売からもう1ヶ月経ったんですが・・・」

 6週目 「ちょっと・・・」

 

 

 な に こ れ

 

 

 こんな状況が約2ヶ月も続きました。これ、夢ですか?あっ、現実ですか、そうですか・・・

 そう思えるくらい、この「売れた」という現実を実感するのに時間がかかりました。

 

 

 おめでとう、レミオロメン

 凄く売れたね

 

 良かった、これで良かったんだよね?

 

 

 でも、

 

 レミオロメンはもう知る人ぞ知る存在ではなくなっちゃったんだな。

 たくさんの人に知られちゃった。

 レミオロメンが、レミオロメンが離れていく・・・

 

 嬉しいんだけど、寂しい。

 寂しいって思っちゃいけないのかな

 

 

 「粉雪」が売れたことで、私の心の中では喜びと戸惑いと寂しさという感情が生まれ、以後約半年間抱え込むことになりました。