不動明王立像(府指定文化財)が現在社会にらみ
をきかしている。
実物をみられたのは35年ぶり昨年開帳の時、
今回市の50周年写真展で公開されて、親族と
してうれしい気持ちである。
平安時代の作品で作者その他の資料は無いが、
立っている不動明王は少ないと言われている。
親族の私は口下手と知識の無さで説明ができない、
困っていると府の女性職員さんが説明係をしてくれた。
彼女は初めてみて感動していたが、事前に研究をし
ていたのでスラスラと解説していた。
開帳の時お堂の床が痛みが激しく、補修禁止のため
現存のままである。私は「床の底が落ちやすいので
注意してください」「そこは歩かないで下さい」。と言う
だけの簡単な係りだった。
35年前に不動明王を拝んだ女性は、前見たのは小学
生の頃、かすかな記憶があるので懐かしいと言った。