父の形見、備前焼の鳩なぜか瓦に蜂がいる
TV番組「なんでも鑑定団」で鍛金家
山田宗美氏(1871~1916)石川県
加賀市出身の作品「たぬき」を見た。
一枚の鉄板から立体の置物をうちだ
す彼独自の工芸品である。800万円
の値段がついた。
興味があったのでネットで調べてみると
作品のなかに屋根瓦に乗った鳩があった。
妻がよく似た鳩があると言って、キッチン
のカップボードの上を指差した。
亡き父親が残してくれた備前焼の鳩は、置
き場所が無くてあっちこっちと、家の中をい
ったりきたりしていた。
やっと安住の場所カップボードの上に落ち
ついてかなりの年が過ぎた。
いつもいつも見ることも無く年に数回は鳩が
居ると感じる程度。
何故か気になるので降ろしてみたら、たしかに
デザインは似ている。
瓦の前面に何故蝶が描かれているのかわから
ないが、大柄の蝶はゆっったりとして嫌がっては
いない。
テレビ番組のお陰、ひさしぶりに手に持った鳩
で亡き父を思いだした。