歌い終わりと歌い始めはリンクしなければならない。
こらはリリカの・・・・・強いて言えばクラシックの演奏スタイルです。
然しながら一流と言われたカルーゾやマルティネッリの歌唱は、フレーズの歌い終わりとブレス後の歌い始めのエスプレッシーヴォはリンクされていませんでした。だから往々にして「いきなり感」が抜けない素人受けの歌だったのでしょう。
フレーズの終りまでエスプレッシーヴォを加速し・・・・、次のフレーズはその暗示の中から生まれる。
それでは、歌い始めはどこからリンクするのでしょうか・・・・? ここが分かる貴方はハイセンスです。ベルゴンツィ、Himariさんの演奏を聴けば答えは一聴瞭然です。
このフレーズのリンク・・・・・クラシックにおいては声楽、器楽を問わずに「普遍的」なものです。
ここを感じ得ないから喉声歌唱は・・・・びっくりするほど突然始まるのです。
【完璧にリンクするベルゴンツィのフレージング】
【8歳のHimariさんの演奏、ベルゴンツィと全く同じフレージングです】
【フレーズのリンクの検証】