先日の記事での「謎かけ」の答えです。

 

サウンド歌唱・・・・・更に漢字4文字で言えば「音耳歌唱」です。

 

このサウンド歌唱の最大の特徴は・・・・・・

 

ブッファ歌わせても・・・・つまらない・・・・と言う事です。(同じくらい、シリアス歌わせても詰まりません♪)

 

セビリアの理髪師のバジリオのアリア「陰口はそよ風のように」。ドン・ジョバンニの「カタログの歌」・・・・・ネット上でも歌手・ボイトレが動画をアップしていますが略つまらないですね。サウンド歌唱だからです。

 

しかし、ターヨやシエピの歌は違いますね。役者冥利に尽きる名演です。

 

 

 

サウンド歌唱は何故、つまらなくなってしまうのでしょう?!

 

サウンド・・・・つまり、耳から聞こえてくる偉大な歌手達の声をコピーして真似ようとする脳の認識領域と、役にハマり喜び・自由を感じ演じる脳の領域とは違うからです。

 

オペラ歌手の声は・・・・・この「役にハマり喜び・自由を感じ脳の領域」から発せられなければならないのです。

 

幾らサウンド脳で良い声、立派な声、深い声、響きのある声、スクイッロの効いた声で歌って見せても・・・・・

 

それは全て「フリ」であり「スベリまくり」なのです。

 

ここが分からずに「(自身は)凄いつもりで」動画アップしているのを見ると・・・・見ている方が恥ずかしくなってしまうのです。

 

話芸の世界でいう「ネタは盗めど芸は盗めず」・・・・・

 

歌唱でいうと・・・・・「声は真似れど芸は盗めず」と言う事です。

 

次回は、「黄金期にも数多いたモダン歌唱」・・・・・お楽しみに♪