無理なく誰にも安全に左折出来る様、曲がり角の前で減速し、右手と左手を交差させながらゆくりハンドルを回す方法を教えるのが自動車教習所です。

 

無理なく誰にでも安全に楽しく歌える発声法、歌の楽しさを教えるのが音大・芸大の声楽教育と思います。卒業して教育の現場で音楽、合唱を指導していく人材を送り出す・・・・・それはそれで良いのです。

 

しかし、リリカの発声おいて必要なのはドリフト走行なのです。左折間際まで減速せずコーナーに突っ込み・・・・タイヤのグリップ力を一旦喪失させハンドルを右に切る・・・・慣性力でコーナーを駆け抜けていく技術。

 

これがアクートの歌唱技術です。

 

私の元へ来る生徒さんの多くが日本式の「リラックスして喉を開けて~」と言うアドバイスの延長にアクートは有るのか?・・・・・に疑問を感じて来る方です。

 

「喉を開いて~♪」と指導されても喉で支えている限り喉は絶対に開きません!自転車・バイクで左折するときに「右に重心を掛けろ!」と言いうのと同じ事です。

 

「喉を開いて~、リラックスして~、脱力して~」は机上の空論なのですよ。

 

パッサジョ以降からアクートへはアクセル(スロットル)を更に踏み込んで思いっきりハンドルを逆に切るのです。

 

これがアクートの歌唱法です。

 

教習所では学べないならどこで学ぶか?・・・・・自分で探すのです。